雑誌を読んでいたら、基化粧品の記事に柔軟化粧水とか収れん化粧水という言葉がでてきます。今まで化粧水は・・・どれも同じだと思っていたのですが・・・! 昔拭き取り化粧水というのを使ったことがあるけれど、柔軟化粧水とか収れん化粧水なんて意識したことありませんでした。
私が思っている化粧水とは違うのでしょうか?今回は特に日本特有だと言われている柔軟化粧水について紹介したいと思います。
目次
1.化粧水にはタイプがある!
一言で化粧水と言ってもその使用目的で、タイプが分かれるようです。その分け方は化粧品メーカーによって若干変わるので3~4タイプに分かれます。
私は3つのタイプに分けて説明したいと思います。
1-1.化粧品のタイプは使用目的で変わる!
化粧水は次の3つに分かれます。
- 柔軟化粧水
- ふきとり化粧水、
- 収れん化粧水
柔軟化粧水とは
柔軟化粧水は
- 保湿
- 美肌
- エイジング
- ニキビ
- 敏感肌
等、肌質や肌の悩み、年齢など、目的にあわせて使う化粧水です。角質層に水分と保湿成分を補給することで、肌を滑らかにし、潤いを与えます。
ふきとり化粧水とは
ふきとり化粧水を使う目的は、洗顔で落としきれなかったざらつきや古い角質を除去することです。
クレンジングや洗顔で落としきれない肌の汚れや、古い角質を取り除きます。肌にとって不要なものを落とすので、肌のゴワツキが改善したり、ターンオーバーを促進するなど、美肌作りを効果的に導いてくれます。
さらに、肌に残っている汚れや角質を取り除くことで、次に使う化粧水の浸透を高めます。ふきとり化粧水は洗顔の後に使います。
またふきとり化粧水だけでは、肌に水分を浸透させる化粧水の役目を果たせないため、さらにその後に柔軟化粧水を使います。
収れん化粧水とは
肌や毛穴を引き締めます。一時的に皮脂の分泌を抑えたり、毛穴を引き締める効果が期待できます。またテカリを防止したり、皮脂バランスを整える効果などで化粧崩れを防止する効果が期待できます。
収れん化粧水は清涼感が得られるものが多いのも特徴の一つです。また発汗を抑える効果もあるので、汗をかきやすい人や暑い季節に活躍してくれる化粧水です。
1-2.古来から多くの女性が化粧水を使っている
多くの女性が使っている化粧水
あるデーターによると、化粧水を使っている女性は全体の約75%だそうです。意外と少ないと思うかもしれませんが、後の25%は病気や肌の性質などで使用できない人、またまったく使用していない人、オールインワンジェルを使っている人たちだそうです。
オールインワンジェルには化粧水の働きもありますので、全体的にはかなり多くの人が使っている事になります。
古来から使用されている化粧水
日本の女性は古来から化粧水を使用していたようです。
あの有名な清少納言の書いた「枕草子」に化粧水のことが書いてあります。枕草子の文中に「菊の露」というのが書かれています。
9月9日重陽の節句前夜、菊の花に真綿をかぶせ、朝になったら真綿にしみ込んだ菊の露で肌を清めると、長命になると言われていたそうです。菊の露を使うと化粧のりが良くなると評判になったそうです。
話はそれますが、元々重陽の節句は9が9日に菊の花を飾ったり、気の花びらを浮かべた菊酒を飲んで不老長寿を願う行事です。
平安時代の女性も肌の手入れに余念がなかったのだなと・・・感心しました。
2.柔軟化粧品は日本独自の優れた化粧水!
様々なタイプの化粧水がありますが、今回は特に柔軟化粧水にスポットをあててご紹介しようと思います
2-1.柔軟化粧水とは
柔軟化粧水の目的は、肌に適度な水分を補い、肌をみずみずしく滑らかに整える事です。
柔軟化粧水は肌をより早く弱酸性に回復させる!
肌をなめらかに整えるには、まず角質を柔軟にし、潤いを満たしてあげることが必要です。洗顔の水だけでも肌は柔らかくなります。が、すぐに蒸発してしまいます。
洗顔後の肌は、PHがアルカリ性に傾きがちですが、肌のホメオスタシスによって肌は弱酸性の元の状態に戻ります。肌のホメオスタシスとは、皮膚が本来備えているものです。内外の変化に左右されないで、整体が常に一定の状態を保つ能力のことです。
柔軟化粧水の多くは、より早く肌を元の弱酸性に回復させる働きがあります。また、次に使う化粧品のなじみをよくする働きがあります。
通常は、洗顔の後に柔軟化粧水を使いますが、先ほどご紹介したふきとり化粧水を使う場合、洗顔 ⇒ 拭き取り化粧水 ⇒ 柔軟化粧水の順に使用します。
柔軟化粧水は日本独特のもの!
柔軟化粧水は、日本独特の化粧水です。日本の気候や水質に影響された古くからの生活習慣によるものだといわれています。
欧米は
- ふきとり化粧水
- 収れん化粧水
に当たるものが多くあります。日本の柔軟化粧水は欧米からみると非常に多機能で、肌につけた使用感も美容液レベルだといわれています。
日本の柔軟化粧水は、Lotion, soft Lotion, Softener と表現されています。欧米ではLotionは乳液のことをいいます。化粧水でLotionと表記されているのはおそらく日本だけではないかと思います。一般に化粧水はTonerといいます。
だから日本の柔軟化粧水は、日本独特のものであり、かなりレベルの高い化粧水なのです。
2-2.柔軟化粧水の特徴
柔軟化粧水の主要成分は精製水
柔軟化粧水は、水分を補い肌を潤すことが目的ですから、成分は水(精製水)をメインに作られています。柔軟化粧水は、化粧品のなかでも最も水分が多く配合されています。
精製水にアルコール類の水溶液成分をあわせた物を基剤としています。また柔軟剤のほか保湿剤が含まれているものは、油性成分が配合されています。油は水とは混ざり合いませんが、可溶化する事で透明な外観をし、またどろどろした感触もなくなっています。
保湿由来のエキスは植物から
柔軟化粧水に含まれている保湿成分は、植物抽出エキスが多く用いられています。また自然由来のオーガニック化粧水が、安全で肌に優しいことで人気があります。
特に不要な成分が取り除かれ肌に優しいものが、敏感肌やアトピーなど皮膚トラブルに悩む人たちに多く支持されているようです。
柔軟化粧水に含まれる保湿成分により、さっぱりしたタイプ、しっとりしたタイプなどがあり、つける感触も若干違ってきます。
3.まとめ
肌をみずみずしく、健康に保つには保湿が欠かせません。しかしただ水を使うだけでは肌の保湿を保つことができません。
化粧水は、肌の状態にあわせて使い分けると良い肌の状態を保つことができます。特に肌に水分をうるおす化粧水は欠かすことができないアイテムです。その中でも日本独自の柔軟化粧水は、美容液並みのレベルの高さを誇っています。
また植物のエキスをふんだんに使用したオーガニック化粧水は、安全で安心して使うことができます。
今回は化粧水の中で、特に日本独自の化粧水と言われている柔軟化粧水についてご紹介しました。
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