今年は異常な暑さですが、数日前に夫と息子が早朝から釣りに行きました。そして真っ赤な赤鬼のような肌で帰宅しました。その後がたい変。ちょっと何かにさわっただけでも痛いと大騒ぎなのです。二人とも比較的色が白いせいか、真っ赤になった皮膚は見ていても痛々しいです。
出かける前に「日焼け止めを持っていって」といったのですが、「めんどくさい・・・」と一言返して出かけてしまいました。すぐに冷やして落ち着くのを待ちましたが、息子の顔がかぶれたようになり、結局病院へ行きました。
男性だって女性と同じように肌の保護が必要だと思います。でも日本には、まだ男が日焼け止めなんて必要ない、と思っている人も多いのではないでしょうか。今回は男性にも日焼け止めが必要だという理由を紹介します。
目次
1. 日焼けは紫外線によるやけど!
一昔前なら、真っ黒に日焼けした男性は男らしい!と、もてはやされました。しかし、近年は紫外線によるダメージが知られるようになり、今時の若者は日焼け止め、日傘、おまけにファンデーションまでつけていると聞きます。ジェンダーレス過ぎてしまって、私の年代は複雑な気持ちです。
一方で相も変わらず、男は日焼けしている方が健康でたくましいと思って人もいるのではないでしょうか。
1-1.日焼けで赤くなるほどやけどがひどい!
肌が真っ赤になればなるほど強い日焼けで、やけどをしているのと同じ状態になっています。真っ赤になるような強い日焼けは、ヒリヒリとした痛みがあります。
日焼けは、遠赤外線でものをじっくり焼いたようなやけどです。日焼けした患部は熱を持っているため、体内の水分を蒸発させます。
日焼けの後、何もしないで放置しておくと炎症が治らず、痛みもなかなかひかなくなってしまいます。通常痛みは日焼けをした後1~2日程度で痛みがおさまります。放っておくと、1週間もヒリヒリとした痛みが続きます。
1-2.日焼けの後はひどい乾燥肌になる!
女性は紫外線を気にして、日焼け止めクリームを使っている人が多いと思います。わりと1年中紫外線を意識して、通年で日焼け止めを愛用している人も多いのではないでしょうか。
日焼けがやけどであるのは、男女に関係なく同じ症状がでます。日焼けの後、ひどい乾燥肌になることは女性なら周知のことです。気にしている若い男性はそのことをよく知っているのだと思います。
しかし、夫のようなおじさま年代には、何のことやらさっぱり分からない・・・というのが本音でしょう。息子もスポーツやサイクリングが好きで年中外を飛び跳ねているので、外へ行ったら日焼けをするのは想定内・・・なのでしょう。
これまではあまり気にしていなかったのか、何も特別なことをしようとしませんでした。今回の日焼けはひどくて、さすがに2人とも今後は日焼け止めをつけることにしたようです。
1-3.紫外線のダメージは光老化!?
日焼けの後は紫外線のダメージが心配です。紫外線のダメージは、肌のシミ、しわ、たるみなどの老化を加速させます。これを光老化といいます。
光老化は日光を長時間浴びることで引き起こされる肌のシミ、たるみなどの肌の変化のことです。光老化は加齢による老化とは質的に違って、紫外線を浴びた時間と強さに比例します。日光にさらされる肌の老化は、およそ80%が紫外線によるものだといわれています。
また、長時間紫外線を浴びると、肌は余分な角質をため込む角質肥厚という状態になります。日焼けによる炎症で肌のキメも乱れ、肌が乾燥してゴワゴワした手触りになります。バリア機能が低下し、さらに肌が乾燥するという悪循環を繰り返してしまいます。
2.男性用日焼け止めクリームの特徴
2-1.日焼け止めを選ぶ時注意をすること!
どの日焼け止めにもSPFとPAという表示がされています。これらの表示は紫外線防止効果を示す表示です。
紫外線には紫外線A波と紫外線B波があります。SPFもPAもこれらの紫外線に関する表示です。
SPFは紫外線B波を防ぐ指標
SPFは "Sun Protecttion Factor"の略で「紫外線防御効果」という意味です。肌が赤くなる紫外線を防ぐ指標を表示しています。
紫外線B波による炎症をどれくらい持続して防止できるのかを1~50+の数値で表示しています。数字の数が大きいほど防止効果が高くなります。
PAは紫外線A波を防ぐ指標
PAは ”Protection Grade of UVA"の略で、紫外線A波を防ぐ効果の度合いを示しています。紫外線A波はB波より波長が長く、真皮にまで紫外線の影響を与えます。そのためA波はシミやシワ、たるみの原因になるといわれています。
それを防止する効果をPA+、PA++、PA+++、PA++++の4段階で示しています。
日焼け止めを選ぶ時は、使用するシーンに合わせて選ぶと良いでしょう。
例えば、炎天下で長時間過ごす予定があるとき、海や山、釣り、また、野球やサッカーのように長時間外でスポーツをする場合などは、SPF50~50+、PA++++の日焼け止めを使用するといいでしょう。
また、日射しの強いときの買い物などの外出、通勤通学、散歩などはSPF25~30,PA+++,ぐらいのものが適しています。
それほど長時間外にいないときや日射しが特別きつくない時は、SPA10~20,PA++,かそれ以下の小さい数字のものでもかまわないと思います。
2-2.男性用日焼け止めの特徴!
女性が日焼け止めを日常使用するように、男性も毎日使用するのが望ましいです。メイクに慣れている女性と違い、我が家の夫や息子のように無頓着で過ごしてきた男性が、毎日日焼け止めを使用する場合、なるべく使いやすいものを選ぶようにするといいでしょう。
女性の日焼け止めクリームは、下地クリームを兼ねているものも多いので、薄い肌色のものがあります。しかし、男性が色の付いたものを使用するのは、抵抗があると思います。
男性が日焼け止めクリームを選ぶ場合、重要視するポイントは
- 簡単にぬれる
- 簡単に落とせる
- べとつかない
- 無臭
とにかく簡単な操作のほうが、長続きすると思います。男性の日焼け止めクリームは白い色の物が多く、伸ばすと色が分からなくなります。
男性の日焼止めによく見られる特徴
- 撥水性が高い
- 白くなったり肌色にならない
- 皮脂を抑える成分が配合されている
- 石けんで洗い流せるウォータープルーフが多い
- さっぱりした使用感でにおいがない
男性の日焼止めクリームは、SPFやPAも強いものが多いようです。また、男性は汗をかきやすいためなのでしょうか。男性の日焼止めは、汗をかいても落ちにくいウォータープルーフタイプが多くみられます。
ちなみに今回夫と息子が選んだ日焼止めクリームは 【NULLウォータープルーフ日焼け止め ジェル】
です。SPF+,PA++++のウォータープルーフタイプです。2人はネットで調べてそれぞれ1個ずつ買いました。
このほかにもスプレータイプや乳液タイプなど様々なタイプが出ています。自分に合うと思うものを使うといいのではないでしょうか。男性は、日焼止めを使うときべたつきを気にする人が多いようです。
夫と息子が買った日焼止めはさっぱりしている・・・とのこと!(本人達の感想です)
2-3.日焼止めを使用した時は落す・保湿を忘れずに!
日焼止めを使用した後は、「汗で流れたからま~いいやぁ!」ではなく、しっかり洗顔石けんで洗い流してください。汗や皮脂と日焼止めが混ざった状態を放置しておくと、肌のバリア機能が下がり、肌が荒れてしまいます。
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1日の終わりには、きっちりと洗い流すことが大切です。また洗った後は、肌から水分が蒸発して乾燥しやすくなります。そのままにしておくと肌が乾燥して肌荒れになります。面倒でも保湿クリームをつけて下さい。
夫と息子は、DHC MEN オールインワン モイスチュアジェルをつかっています。顔だけでなく全身に使用できるので、日焼した首、手、足にも使用しています。
3.日焼をしたときの対処法!
ついうっかり、日焼止めをつけ忘れた、汗でクリームが流れてしまった・・・ふと気付くと肌が赤くなっている・・・そんな時の対処法をご紹介します。
氷を入れたビニール袋や、タオルに保冷剤をはさんで冷やすことです。やけどをしたとき、流水や氷で冷やすとやけどが軽くなったり、痛みがすぐに引いていきます。
日焼は軽いやけどだと考え、まずは冷やすことです。ほてりがおさまるまで冷やして、その後は保湿クリームを塗っておくとひどくならないです。
また汗をかくと、朝塗った日焼止めは流れてしまうことがあります。できれば、日焼止めを持ち歩き、汗をかいた後はタオルで拭いて、こまめに日焼止めを塗ることをオススメします。
汗をかいても焼かない 【NULLウォータープルーフ日焼け止め ジェル】
4.まとめ
紫外線によるダメージは1年中起こることです。紫外線ダメージがひどくなると皮膚癌になることもあるそうです。小麦色で健康的だ・・・というのは一昔前のことになってしまったようです。
男性も紫外線リスクがあることを意識し、ぜひ日焼対策をしてください。我が家の夫と息子の日焼騒動も少し落ち着きつつあります。真っ赤になってからでは、大変ですから、日焼にはくれぐれも注意をしましょうね。
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