子どものころロサンゼルスで育ちました。気候の良いところで、年中短パンとTシャツで過ごしていました。それでも1年に1・2度は風邪をひいて寝込むことがありました。アメリカは風邪といえば、チキンスープです。
母も近所の人に教わったチキンスープを作ってくれました。スープは栄養が凝縮されて、体に良い飲み物というイメージがあります。チキンスープが最も体に良いと思っていいたのですが、もっとすごいスープがあることを知りました。
それは、野菜スープです。
今回は野菜スープについてご紹介したいと思います。体によく、作るのも簡単、栄養も豊富です。そして、生野菜よりスープの方が栄養もとれるし、健康にもとても貢献することを合わせてご紹介したいと思います。
目次
1.野菜は、サラダより煮込んだスープの方が体に良い!
野菜をたくさん食べると、体に良いものをたくさん取り入れたように感じます。
私は肉が大好きですが、野菜なしでは肉は食べません。
野菜があると安心して肉が食べられる…根拠は特にないのですが、野菜は体の良いものだと心から信じているからかもしれません。
1-1.ファイトケミカルは、スープに溶け込む!
野菜スープが体に良いといわれるのは、スープのほうが確実にファイトケミカルを多くとることができるからです。
ファイトケミカルとは
ファイトケミカルは、野菜や果物に含まれた抗酸化成分のこと。最近注目されているのは、免疫力などがあがる効果などです。ファイトケミカルの種類はかなりの数があるそうです。
そのファイトケミカルの代表的な成分は、
などがあります。
生野菜ではファイトケミカルをあまりとれない理由
野菜は抗酸化成分があるので、野菜を食べると病気予防につながります。わざわざスープにしなくても、サラダの方がシャキシャキして食べやすいし、同じ野菜なのだから、サラダでいいのではと思うかもしれません。
ファイトケミカルは、野菜の細胞内に多く含まれています。細胞はセルロースでできた丈夫な細胞壁に囲まれています。ファイトケミカルを取り出すにはこの細胞壁を壊さなけれなりません。
しかし
つまり一生懸命野菜サラダを食べても、細胞内にある肝心な成分はほとんど吸収されていないのです。野菜の細胞は硬い細胞壁に囲まれていて、どんなに一生懸命に噛んでも完全には壊れないのです。
野菜スープが体に良い理由!.
ではなぜ野菜スープが良いか…というと、
95℃~100℃のお湯で5分ほど煮ると、細胞壁が壊れ細胞内の成分の80%以上が、スープに溶け出します。
しかも、スープのほうが、野菜の抗酸化は10~100倍もアップするのです。.
また、野菜に多く含まれているビタミンCは、熱に弱いことがよく知られています。しかし、野菜スープにおいては、全然心配ないそうです。
確かにビタミンCは単体では加熱に弱いのですが、野菜のビタミンCはビタミンEやファイトケミカルなどほかの抗酸化物質と共存しているので酸化からまもられます。そして、加熱しても分解されず大半が残るのです。
このように野菜スープは
- 成分の吸収力が高い
- ビタミンやミネラル類も溶け出し抗酸化のパワーがアップ
ので、サラダに比較にならないほど栄養効能があるのです。
2.野菜スープの栄養効能!病気リスクが低下する?
では、具体的に野菜スープの栄養効能をご紹介します。
- がん予防
- 心臓病リスクの低下
- 腸内環境の活性化
- 脳卒中発症リスクが低下
などがあげられます。
2-1.野菜スープで病気のリスクが低下する理由!
野菜スープで病気のリスクが低下するするのは、野菜の多くが持つ抗酸化物質が過熱することで、体内に取り入れられやすくなることが大きいようです。
加熱する野菜でがん予防
国立がん研究センターの24年間の追跡調査の結果によると
アブラナ科植物には抗がん効果のあるイソチオシアネートを多く含むことから予防につながっていくのではと期待されています。
イソチオシアネートは一番最初にご紹介したファイトケミカルの代表的なものです。
キャベツは割と硬めの野菜で、生で食べるとシャキシャキというよりはバリバリした 感じがします。しかしスープに入れるとしんなりとし、甘味の出るおいしい野菜です。
多くの野菜にはがんの原因物質である活性酸素を取り除く抗酸化物質が含まれています。それを加熱することで、固い細胞壁を壊して抗酸化物質を取り入れやすくすることができます。
キャベツのほかにアブラナ科の野菜は
ブロッコリー、カリフラワー、ケール、白菜、大根、ワサビ、クレソンなどがあります。
心臓病リスクの低下
2021年オーストラリのエディスコーワン大学の研究チームの発表した論文によると
1日に半カップの調理済みの葉物野菜をとる人は、12~26%心臓病リスクが低下することがわかっています。
葉物野菜はほとんど生で食べないので、スープにすると食べやすくなります。特に煮込むことでかさが減ります。野菜スープで食べると、知らないうちに多くの野菜を食べることができるのも大きな利点だと思います。
腸内環境の活性化
熱を加えた野菜は、見た目の重量が2~3割減少します。野菜には、多くの食物繊維が含まれています。熱を加えて量が減ったように見える野菜でも、食物繊維の量は変わらないのです。
野菜スープで、多くの野菜を通してより多くの食物繊維を摂取することができ、腸内環境を整えることができます。また、スープの温かさで腸の温度も上がり、腸内は活性化されます。
脳卒中発症リスクが低下
2012年フィンランドで行われた追跡調査によると
リコピンを摂取した男性は、摂取しない男性より脳卒中リスクが55%低くなることが明らかになった。ほかにも乳がんや前立腺がんの留守句を低下させる。
リコピンはトマトやスイカに含まれるカロテノイドの一種です。リコピンが持つ強力な抗酸化作用で、体内で増殖した活性化酸素を除去することができます。
様々な病気や美容にその効果が期待されています。リコピンを最も多く含んでいるのがトマトですが、トマトの熟成度合いによってリコピンの含有量が大きく異なります。
完熟トマト1㎏あたり約50㎎のリコピンを含んでいますが、熟していないトマトはリコピンの含有量は約10分の1程度しかありません。
またリコピンは熱に強く、加熱されたものの方が体内に吸収されやすいのです。トマトスープやミネストローネスープは、リコピンを有効に摂取できます。
2-2.野菜スープを作るときのコツ
野菜スープは栄養分が溶け出すので、味付けはお好みの味を付けるといいと思います。
私は
- 塩・胡椒
- コンソメ
- 中華スープの素
などを多く使っています。
もちろんシチューや豚汁、味噌汁などでも野菜をたくさん入れて食べるのはスープと同じ効果があります。主人はミネストローネが大好物です。
基本的には
今までよりも少し野菜の種類を増やすといいと思います。目安は10種類ぐらいの野菜です。私はキノコ類も良く取り入れています。キノコにはβーグルカンというファイトケミカルが含まれています。味もおいしくなります。
またなるべく皮付きのまま使うようにしています。特にレンコンや人参、かぶなどはきれいに洗い皮のまま煮込むようにしています。皮はとても栄養があり、皮付きの野菜を使うと味・香り・栄養素がすべてアップします。
何も味をつけなくても野菜のうまみが煮込むと溶け出してきます。ちょっと味を見て物足りないとき、塩や醤油を足すだけでもおいしいスープができます。
また味噌汁も立派なスープです。味噌汁にたくさんの野菜を入れると本当においしくなります。味噌は発酵食品ですから、体にもとても良いのに手軽に作れるスープです。
「スープ!」と難しく考えず、ちょっと野菜の具の多い味噌汁なら簡単に取り組めると思います。
3.便利なレンチンで食べられるスープの紹介
野菜スープが体にいいのはわかるけど…
確かに具材がたくさんの野菜スープはおいしいだろうけど、
- 食材をそろえるのが面倒
- 作るのが大変
という方も多いと思います。
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◆ 特長は
- 日本スーパーフード協会認定のスーパーフードを使用しています。
スーパーフードは、栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいはある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品である
日本スーパーフード協会より引用 https://www.superfoods.or.jp/definition/
◆ 栄養や味について
- ビタミンCやビタミンB群を豊富に含んでいます。
- 添加物フリーで甘味料・保存料・着色料・香料を一切使用していません。
- 野菜たっぷりなのにおいしい
- 白砂糖や人工甘味料を加えず、甘酒や植物由来の甘味のみで“美味しい”を実現しています。
- 管理栄養士監修で体に良い栄養の組み合わせが考えられています。
おすすめの理由は、
毎日野菜スープを作れない忙しい方に、手軽で栄養価の高いスープを楽しんでいただけると思いおススメします。
4.まとめ
野菜スープを飲み続けると病気になりにくく、病気の予防になるということをお伝えしました。野菜をたくさん食べていると、体に良く健康でいられるのですが、効率よく野菜の持つ栄養価を引き出して野菜を食べることも大切です。
野菜スープは、何種類もの野菜を組み合わせてもおいしいうえ、栄養価を損なわれずに体内に取り入れることができます。
お子様のいる方や働き盛りの方、シニアの方まで幅広くっ野菜スープは栄養効能を発揮します。
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