口臭は、どちらかというとおじさんの口の臭いのような気がします。しかし本当は女性のほうが口臭の臭いが強いのです。
まわりに口の臭いがきつい人がいてもなかなか本人には指摘できません。不快な思いをしても人には言えないのですから、自分も人ごとではありません。
今日はエチケット口臭ケアについて紹介をします。
目次
- 1. 口臭が気になる!実は男性より女性の口臭が深刻!
- 2.口臭の原因は大きく分けて5つある!
- 3.口臭改善にための口臭予防の方法
- 4. 歯医者さんが開発した口臭サプリで手軽な口臭ケアを!!
- 5.まとめ
1. 口臭が気になる!実は男性より女性の口臭が深刻!
外出したとき、外食をしたとき、外で人と急に会うことになったとき、口臭の心配をする事があります。こんなところで歯磨きもできないし、ガムを噛むと少しはいいのでは?とガムを噛んでみたりします。
しかし、ガムを噛んでも口の臭いは解消しません。他人の口臭を指摘しにくい分、自分の口の臭いも気になります。
近年発表された「口臭白書2019」で実は、自分の口臭を気にしている人は約90%いるという結果が出ています。実に日本国民10人のうち9人が口臭を気にしているわけです。
実際、男女の口臭測定をすると男性より女性の方がその基準値を大きく上回っています。
20~39歳までの若年層で口臭測定値平均は、男性で7.4、女性で11.5となっています。また40~69歳までの中高年では、男性11.5, 女性24.1と男性の約2.6倍にもなっています。
女性がなぜ口臭が強くなるのかというと、女性ホルモンを好む歯周病菌が原因なのです。プレボテラ ・インターメディアという歯周病菌で、菌の繁殖を女性ホルモンが促進し、出血を起しやすくします。この歯周病菌が多い女性のほうが口臭が強くなっているのです。
2.口臭の原因は大きく分けて5つある!
口臭の原因は一要因だけではなく、様々な要因が複合されて起こることがあります。しかしあえて原因を挙げるとするなら、5つの観点から原因を考えることができます。
- 食べ物、飲み物が原因
- 緊張によるストレスが原因
- 口内環境
- 病的原因
- 生理的原因
2-1 食べ物、飲み物が原因の口臭!
臭いのきつい食事や飲酒のあとに起こる口臭です。ニンニク、ニラ、お酒、タバコなど臭いのきついものは、消化されたあと血液中に移行します。この時一緒に臭いものも血中に移行するため、臭いの元となる成分が、肺を通って口や鼻からでてきます。
これらによる臭いは、一時的なものなので、時間の経過とともに臭いは自然と消えていきます。あまり神経質になる必要がありません。また治療の必要もありません。
2-2.ストレスや緊張による口臭!
ストレスが強いと口の中のだ液が減ります。だ液が減ると「口が渇く」「口の中がネバネバする」「唇がカサカサする」などの症状がでます。もし、一つでも当てはまるなと思う人はドライマウスのサインかもしれません。
ドライマウスはだ液の分泌量が減り、口が乾燥した状態になります。日本では推定約800万人以上の人がドライマウス患者だと推定されています。
だ液が減る原因は、ストレスが原因だといわれています。そのほか、加齢、口を動かす筋力の衰え等も原因だといわれています。
ドライマウスがやっかいなのは、口の乾きだけではありません。強い口臭、歯周病、摂食障害、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
だ液は抗菌作用もあり、口の中の雑菌を取り除いてくれます。特にストレスが原因でだ液の分泌が減っている場合、リラックスする事でだ液の分泌が戻る場合もあります。その場合は、強い口臭も緩和されます。
2-3.口内環境で問題は舌苔と歯周病!
口腔内は雑菌だらけです。あちらこちらに口臭になる要因が潜んでいます。なかでも強い臭いを出すのが舌苔と歯周病です。
舌苔は増えると強い口臭に!
舌苔の主な原因は舌にたまった食べカス、粘膜、細菌のカス です。鏡で舌を見たとき、舌の上が白くなっているのが舌苔です。白ければ白いほど舌苔が多いということですから、口臭が強くなり臭いがきつくなるので注意が必要です。舌苔が異常に増えると強い口臭になります。
舌苔を取り除くことで、口臭除去につながります。舌専用ブラシを使って舌の上を軽くこするときれいになります。
歯周病を放って置くともっと臭くなる!
歯周病はたまっていた歯石(プラグ)が原因で起こります。舌苔や歯石もついている口の中の細菌がタンパク質を分解すると臭いが発生します。
さらに虫歯や歯周病を放って置くと、歯槽膿漏になります。歯槽膿漏になると歯と歯の間の歯周ポケットが深くなります。その中で歯垢がたまり、細菌が大量に繁殖します。そしてこれらの細菌がメチルメルカプタンを作り出します。メチルメルカプタンは、口の臭いの主な原因になるものです。
また歯槽膿漏が進行すると歯周ポケットの至る所で持続的に炎症を起します。さらに膿を出し続けます。これがさらに強烈な臭いになります。
2-4.口以外が原因!病気による口臭!
口以外が原因の口臭は主に扁桃腺、慢性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)も口臭がきつく発生します。鼻、のどに炎症がある場合、口の中に膿が流れ込んできて口臭になることがあります。
また、その他病気による代謝の産物が血液中に増え、息が臭くなることがあります。肝臓低下でアミン臭、肝機能の低下でアンモニア臭、糖尿病でアセトン臭、悪性腫瘍で腐敗臭などです。
また、朝食を抜いたり、無理なダイエットをすると血糖値が低下し、脂肪の代謝過程でケトン体が作られます。これも口臭の原因になります。
2-5.生理的な口臭は生活から来るものと心理的なものがある
生理的な口臭は、起床時、空腹時、食後の後一時的に臭いが強くなるものと、心理的に自分で強い臭いがあると思いこんでしまうケースがあります。
起床時の臭い
起床時の口臭は誰でも感じたことがあると思います。就寝中は舌の動きが緩慢になり、だ液の流れが停滞してしまいます。新鮮なだ液の流れがなくなることで、善玉菌が酸素を消費し、酸素不足になります。すると歯周病菌のような悪玉菌がの活動が活発になり、菌を増やします。
それによって口の中に残っ汚れが汚れが、消化酵素によって分解され、非常に口の中は不潔な状態になります。それが原因で起床時の口臭になります。
また、睡眠中は口呼吸をする人もいます。口を開けて呼吸をするため、水分不足になり、口の中が乾燥することで、口臭の臭いが強くなるのです。
空腹時の口臭
空腹時の口臭は、肝臓が体にエネルギーを供給しようとして、ケトン体という物質をつくります。ケトン体は血液中に放出されます。
ケトン体が増えると甘酸っぱいアセドンという臭いのガスとなります。それが肺から出るため口臭が強くなります。
空腹感がなくても長時間食事をしないでいると同じような現象が起こります。
心理的な口臭とは?自分の思い込み!
周囲をいつも気にして、自分には口臭があるのではないかと心配したり、神経質になる人に見られる口臭です。何でもないのに口臭を気にしすぎると口臭を発生することがあります。
あまりに口臭に神経をとがらせるため、人と話すのを怖がったり、声を出さなくなります。人と話さないとだ液が減り、口の周りの筋肉も弱くなります。
相手の口臭を不快だと感じるのは相手の顔からおよそ30CM くらい離れた距離です。
日本口臭学会常任理事であり、医療法人ほんだ歯科の本田俊一医師は、デジタル社会における口臭患者の負のスパイラルということを提唱されています。
先生は、スマホやパソコンに向かう時間が多い現代社会では、口臭が起こりやすい負のスパイラルがあるとおっしゃっています。
口臭を気にする ⇒ 会話が減る ⇒ だ液が減る ⇒ 口腔内の乾燥に夜菌の繁殖 ⇒ 口臭がきつくなる・・・・・・
この負の連鎖が続くのではないかとというお考えのようです。心理的な要素ではありますが、先生の言う通り、考えすぎたり気にしすぎるのはやめた方がいいような気がします。
3.口臭改善にための口臭予防の方法
口の中がきれいな事で口臭予防になり、気になる口臭改善につながります。
口臭予防に自分でできる口腔ケアは、
- 舌掃除
- 歯石を取る
などがあります。病気が原因の口臭や歯槽膿漏は、病院、歯医者で治療をしてください。
舌掃除 に有効なのは舌ブラシ!
舌掃除は舌苔が一番多い朝に行うといいです。1日1回を目安に朝の歯磨きの時にするといいでしょう。舌専用ブラシや歯ブラシ、舌用ジェルを使います。 鏡を見ながら舌苔がついている部分を磨きます。
舌ブラシを使うときは、「奥から手前」に向かって磨きます。私も使っていますが1ヶ月もするとかなりブラシが汚れます。
舌は味を感じるためとてもデリケートなのでゴシゴシと強い力でこすらず、優しく磨きます。 白い部分があるからと無理にこすり、 とろうとしないことです。
歯間ブラシ・デンタルフロストで歯石を除去
歯ブラシのほかに歯間ブラシを利用し歯石を除去します。歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯のかみ合わせなどを注意をしながら磨きます。細かい歯茎の間は、歯間ブラシやデンタルフロストを使って 食べかすなどをとります。
。
口臭予防にココアが効く
ココアはポリフェノールが豊富な抗酸化食品です。ココアを飲み続けると、口臭成分が減少することが報告されています。ただし、お砂糖を取り過ぎると歯にも体にもよくありません。虫歯にならないようにお砂糖は控えるか、甘味料を使います。
できれば毎食後飲むと良いそうですが、無理ならできる範囲でいいと思います。注意点は、飲料後1時間は、歯磨きをしないことです。また、お砂糖は虫歯の原因になりますので、できるだけお砂糖は控えた方が良いです。
4. 歯医者さんが開発した口臭サプリで手軽な口臭ケアを!!
外食や飲み会などの後に、口臭が気になる事があります。特に臭いのきついものや香辛料の強いものを食べたあとは、口の中がモヤモヤしています。
ガムを噛むのも相手によっては失礼になる事もあります。また手軽に外で歯磨きができるような場所はほとんどありません。
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- ラクトフェリン・・・生乳や母乳に多く含まれるたんぱく質の一種です。
- 緑茶エキス・・・緑茶に含まれるカテキンは、フラボノイドの一種です。エチケット対策に歯必要な成分です。
- シャンピシオン・・・マッシュルームから抽出されたエキスです
- シソの実エキス・・・シソの実にはルテオリンやペルテアルデヒトが含まれています。
臭いが気になって人と話すのが心配、口が臭いので嫌われるのではと不安、そんな方のために、歯科医の先生と何度も研究を重ねて作り出されたのが【ブレスマイル】 です。
実際に使っている方は、「さわやかさがクセになる・・・」と! マスコミにも何度も取り上げられ、今ちょっと品薄のようです。口の臭いが気になるにはオススメです。
5.まとめ
口の中はばい菌がいっぱい!口臭の大半は口腔内からの臭いが原因です。うがいや歯磨きをしても簡単に臭いが取れないこともあります。そんな時、さわやかな香りを感じられるミントの口臭サプリは、口臭が気になっている方には、強い味方になるのではないかと思います。今回は口臭の原因を中心にご紹介しました。また、歯科医の先生と何度も試行錯誤を重ね作られたさわやかなミント味の口臭サプリをあわせてご紹介しました。
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