「○○バテ」と聞くと、とっさにでてくる答えが「夏バテ」。しかし、どうも夏ばてのほかに春バテ、秋バテ、冬バテがあるらしいのです。もし「○○バテ」をまともに心配すると1年中バテていることになります。
しかし、「○○バテ」は、ちょっとした工夫で解決できることが多く、生活を見直すことで、それほど深刻になる必要はないようです。
9月の下旬頃から多くなる秋バテ! 秋バテの症状や秋バテの改善方法などをご紹介しますね。
目次
1.秋バテと夏バテは違う!
夏の暑さから解放され、比較的過ごしやすい秋。快適な毎日・・・といいたいのですが、どうも体調がわると思う人がいるのではないでしょうか?
1-1.秋バテの症状と原因
秋バテの症状
9月下旬頃から体調不良を訴える人に「秋バテ」の人が多いようです。秋バテという言葉をよく知らなくても体調不良に以下のような症状があれば、「秋バテ」の可能性があります。
- 食欲がない
- だるい
- 疲れやすい
- めまいや立ちくらみがする
- 胃がもたれる
- 頭痛や肩こりがする
- よく眠れない
- 朝スッキリ起きれなく頭がボーッとする
なんとなく夏バテでも見られる症状ですが、夏バテの発症は主に7月から8月にかけてです。9月の末頃からこのような症状が見られると秋バテの可能性があります。
秋バテの原因
秋バテは、夏の疲れが体にたまった状態で秋に入り、少し涼しくなるころドーッと疲れが出るために起こります。
秋バテの原因
- 温度差により自律神経が乱れる
- 胃腸の疲れで消化機能が低下
- 体内の水分やミネラル不足
◇温度差により自律神経が乱れる
夏の疲れがたまっている身体は、季節の変わり目の温度差や気圧の変化に対応しきれず、自律神経が乱れがちになります。
◇胃腸の消化機能が低下
夏の間に冷たい飲み物や食べ物を多くとると「内臓の冷え」がおこります。夏の間に内臓を冷やしてしまうことで、秋になるころには、内臓の消化機能が低下し、胃腸の不調が起こります。
◇ 体内の水分ミネラル不足
汗を多くかくと体内の水分やミネラルが不足します。また、暑い夏が過ぎると水分補給の意識も薄れがちになります。水分が不足すると、血液がどろどろになり、全身に酸素が届きにくくなります。
1-2.夏バテと秋バテの違い
夏バテは「体がだるい」「食欲がない」「疲れやすい」寝不足」との症状をいいます。夏バテは、夏の暑さが原因で起こります。真夏の室内外の温度差で、自律神経が乱れてしまうからです。
自治津神経の乱れが様々な機能に影響します。胃腸の疲れや食欲不振、倦怠感などがあらわれます。汗をかくと水分やミネラル不足を起こしたり、寝苦しさによる睡眠不足も夏バテの原因になります。
こうして夏の疲れがたまった夏バテ状態にさらに秋の気候が加わる事で、秋バテになります。少し涼しくなる秋に夏のたまっていた疲れがでて、健康状態が乱れてしまうのです。
2.秋バテは日常生活と食べ物で改善する
秋バテを改善するには、日常生活の過ごし方を工夫し、秋の味覚を上手に取り入れた食事を取ると効果的です。
2-1.日常生活の中で自律神経を整える
生活の中で、日々自律神経が乱れることで、秋バテの症状がでてきます。なるべく自律神経を乱さないように生活の仕方を工夫することが大切です。
自律神経を整えるには
- 睡眠
- 入浴
- 適度な運動
が必要です。
睡眠をしっかりとり体内時計を整える
多少の疲労は、睡眠をしっかり取ることで解決します。浅い眠りや夜遅くの就寝は睡眠の質を悪くしてしまいます。質のよい睡眠が自律神経を整えてくれます。
理想的な睡眠は
- 毎日6時間から7時間眠る
- 寝る時間・起きる時間を少しずつ早めていく
- 起床直後にしっかり日光を浴びる
- 寝る1時間前にはスマホやPCを見ない
特に寝る前のスマホは目も疲れますし、ブルーライトの光を浴びるため、睡眠の質を落としてしまいます。また、大切なのは、起床後日光の光を浴びることです。太陽の光を浴びると睡眠と覚醒のリズムが整い、質のよい睡眠が得られるようになります。
(よかったら参考にしてください)
入浴で寝付きの効果を得る
38度~40度ぐらいのぬるめのお湯に10分~30分かけてゆっくりつかります。血液循環が改善され、身体の芯から温まります。入浴した後は、副交感神経がもっとも活発になり、さらにリラックス効果も期待できます。
入浴すると寝付きがよくります。体温がわずか0.5度上がるだけでも寝付きがよくなる効果があるようです。ただ、体がほてっている時に布団に入るとかえって寝付けなくなるので、入浴した後1時間ぐらいたってから寝るようにするといいです。
適度な運動
普段使っていない筋肉を使うと、筋肉がほぐれて血行が良くなります。血行が良くなると栄養や酸素が行き渡りやすくなります。また心地よいと感じる軽い運動を行う事で、疲労物質や老廃物も排出されやすくなります。
そして体の深部の筋肉も鍛えられるので、呼吸器系や循環器系などの内臓の働きも活発になり、副交感神経が働きやすくなります。
オススメする運動は、ラジオ体操、ウォーキング、軽いジョギングです。手軽に始められ、また誰でもできる運動なので、取りかかりやすいと思います。
2-2.秋バテは体を温める食事で改善する
体を温める食材を取り入れる
夏バテの疲労を引きずって起こる秋バテ。夏バテの原因の一つに冷たいものを取り過ぎ、胃腸を冷やしてしまう事があげられます。胃腸が冷え、だるさやなかなか疲れがとれないなどの秋バテの症状がでたら、体を温める食材や飲み物を意識して取り入れましょう。
例えば、夏野菜で有名なトマト、なす、ピーマンなどは体を冷やす効果があります。しかし、秋野菜のかぼちゃ、栗、サツマイモなどは体を温める効果があります。
また体を温める食材として、ショウガ、ネギ、ニラ、唐辛子などがあります。また、冷たいペットボトルのお茶を暖かいお茶や紅茶に変えるといいでしょう。冷たい物葉、食べやすく手軽ですが、体が夏以上に冷えてしまいます。
秋バテの改善の方法は、温めることです。特に食材や食事、飲み物はなるべく温かい物を取るようにするといいでしょう。
自律神経を整えるのはビタミンB1の食材
疲れがたまり、体がだるいときは、自律神経を整える効果があるビタミンB1の食材を積極的に取るようにするといいです。ビタミンの中でもビタミンB1は「元気のビタミン」といわれています。
ビタミンB1は、糖質を体で使うエネルギーに変えるサポートもします。甘いお菓子を食べるとビタミンB1が不足し、疲れがたまってしまいます。
ビタミンB1を多く含む食材は、豚肉、ウナギ、豆腐、ごまなどがあります。これらの食材は自律神経を整え、疲れた体を元気にしてくれます。秋バテ改善には欠かせない栄養素です。
秋の食材きのこの効果
きのこは旨み成分グアニル酸を含んでいます。薄味でもおいしく食べられますし、どんな食材とも相性がよいです。
血中濃度を下げる食物繊維が多く、動脈硬化や便秘の予防にもなります。カロリーが低く、減量中でも安心して食べられます。またきのこに含まれるβグルカンは、免疫機能を高め、がん細胞の繁殖も抑えるそうです。
体調が悪い時には、食べやすく、栄養もある秋の味覚、きのこで秋バテを克服したいですね。
3.まとめ
秋バテは、夏バテを引きずって秋の気候で起こる体の不調です。秋バテかなと思ったら、生活と食事の両方から、チェックしてみてください。だんだん涼しくなっていますが、まだ油断ができず、突然暑くなる日もあります。暑いからといって冷たい物をむやみに取らないように気をつけましょうね。
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