最近スマホ脳という言葉を聞くことがあります。スマホが日常生活の中で必需品になっているこの頃ですが、スマホを使うと何か不都合があるのでしょうか?
確かに電車に乗っても喫茶店に入ってもスマホを見ていない人がいないといってもいい状態です。仕事の打ち合わせで喫茶店に入ったとき、隣のカップルが何も言わずに自分のスマホを見ています。近頃のデートは会話がないのかな?と不思議な光景を見た感じがします。
極めつけは、映画館です。最近コロナで映画を見に行っていませんが、コロナの前に映画館に入ったとき、上映中なのにあちこちでスマホの電気の光が見えるのです。高い入館料を払ったのだから、しっかり見なさい・・・と心の中でつぶやいていました。(*^o^*)
スマホに依存する傾向にある現代社会。文科省もタブレットを子どもたちに持たせたり、デジタル教科書の導入を検討中とのこと。まずますデジタル化していく中、スマホ脳について知っておくのも大事なのでは・・・と思い今回は、スマホ脳についてご紹介したいと思います。
目次
1.スマホによる脳の異常は脳過労!
最近スマホを使っている人の認知機能が低下しているのでは?といわれています。この認知機能の低下が一次的なものなのか、,それとも認知症の初期な」ののかはまだはっきり分かっていないようです。
1-1.スマホによる認知機能の低下とは
スマホが原因で脳疲労が起こるといわれています。スマホを使うことが習慣化していると、情報のインプットが異常に多くなります。それが原因で「脳疲労」の状態になります。脳の情報処理機能が低下してしまうからです。
近年、病院の物忘れ外来に来る患者さんは30代~50代が4割も占めているそうです。高齢者の人が通うような診療科に、4割も働き盛りの人がいるなんて驚いてしまいます。
1-2.スマホ疲労による症状とは?
- 物忘れが多くなる
- 感情のコントロールが低下する
- 自律神経が乱れる
など日常で気がつかないうちに自分が変わっていきます。これらのスマホ脳の症状を何もしないで放置していると、やがてかなりの人が「うつ病」に移行するといわれています。
物忘れが多くなる
物忘れの症状で顕著なのが人の名前を忘れてしまうことです。会社で日常一緒に働いている同僚や、上司、部下の名前がとっさに出てこなくなります。高齢者の人が、良く言葉が出てこなくて「あれ、あの人・・・」という状態なのです。
また、ほかにも
- 約束を忘れる
- 普段ならしないようなうっかりミスが増える
- 周りの人が驚くほど、つまらないことに固執する
などの症状があります。
感情のコントロールが低下する
- 思考力、判断力が低下する
- 集中力、意欲が低下する
- イライラして怒りっぽくなる
- キレやすくなる
等、思考や感情がコントロールがきかなくなります。中にはやたら涙っぽくなる人もいます。
自律神経が乱れる
スマホ脳疲労になると、心身を整える自律神経も乱れます。そのため、多くの人が慢性的な疲れや頭痛、めまい、不眠、腰痛、冷え、便秘、などの身体の不調を訴えています。
2.スマホが息抜きになっていない理由とは?
仕事の合間にスマホで息抜きをしていると思っている人も多いと思います。しかし、スマホをみる事で脳がとても疲労してしまうのです。その疲労について後で詳しく説明をしたいと思います。
2-1.スマホが脳にストレスを与える
仕事で書類を見たり、読書をしても集中して作業をするので、スマホと何ら変わらないのではと思います。確かに書類に目を通したり、読書をして情報を得るわけですからスマホと何ら変わらないのですが、スマホの情報量が圧倒的に違うのです。
スマホが脳にストレスを与える理由
これらはいずれも脳にストレスを与えてしまいます。短時間のつもりでも気がつくと1時間や2時間経っていることもあると思います。私もできるだけ時計を見てスマホは使うようにしています。
特に仕事でパソコンを使う場合、複数の作業をこなしながら同時並行でパソコンを使っている人が多いと思います。さらに息抜きにスマホを見たり、ゲームをしている人は要注意です。
スマホは文字に加え、写真や動画を通じて色や光での情報量が多く、疲れた脳にさらに負荷をかけます。特にテレビを見ながらスマホを見るなどの「ながらスマホ」は、脳に過度にストレスを与えます。
スマホ利用の時間が長ければ長いほど、脳に与えるストレスは計り知れないものになってしまいます。息抜きのつもりで見ているスマホは、実は脳にストレスを与えているだけで、ちっとも息抜きにはなっていません。
やがてこれが続くとスマホ脳の人に見られる物忘れや感情のコントロールがきかない症状が現われます。
2-2.脳は情報を整理する機能である!?
脳の働きには情報にかかわる機能があります。
- 様々な情報を入れるインプット
- 言葉に出したり、書き出すアウトプット
- 整理する機能
スマホをしすぎるとこの3つの働きのうちインプットばかり行われてしまいます。アウトプット、整理する機能は使われず、脳の中はいわばゴミだらけの状態になります。
掃除もしないで次から次に物を部屋に入れるといつの間にかゴミ屋敷になる状態と同じになります。アウトプットと整理する機能は使われないでいるとさらに前頭葉の機能低下を招くおそれがあります。
前頭葉は判断、意欲、感情などを司っています。仕事の疲れやストレス解消にスマホを使うとそれを受け止めるほど前頭葉には余裕がなくなっています。
2-3.スマホは脳の浅く考える機能しか使われない
また受け取る情報は主に脳の「前頭前野」という部分で処理されます。この前頭前野は
- 浅く考える機能
- 深く考える機能
- ぼんやりと考える機能
の3つの働きがあります。
絶えずスマホを手放さずインプットばかりしていると脳は「浅く考える機能」しか作動していません。深く考える、ぼんやり考える機能は使われずフリーズした状態になってしまいます。
2-4.スマホの依存性
スマホをいつも手元に置いて、分からないことがあるとスマホでチェックしたり、記憶しなければならないことを写メでと何かしらスマホがないと生活が回らない、それはスマホ依存の兆候かもしれません。
人は進化の過程で新しい事を学ぶと脳にドーパミンが分泌されるようになりました。スマホのプッシュ機能やメールの着信音などは、人間にとって新しい変化として認識され、ドーパミンが分泌されます。それが快楽と感じ、スマホが手放せなくなってしまうのです。
3.デジタルデトックスで脳疲労から解消される!?
スマホはとにかく便利なツールです。現代社会でスマホやパソコンを使わないで生活をするという選択はなかなか難しいと思います。しかし、何でもスマホ頼みでは、心身共にいろいろ状態と問題がありそうです。
まずは、スマホと上手に使いながら、スマホと離れる時間を作ることも大切だと思います。スマホ脳になり、気力や意欲がなくなるだけでなく、認知症のような物忘れや感情のコントロールがきかなくなってからでは、回復するのが大変です。
3-1.デジタルデトックスにはぼんやりする時間が必要!
情報を受け取る前頭前野には、浅く考える、深く考える、ぼんやり考えるの3つの働きがあります。スマホは、そのうちの浅く考える機能しか利用されていないという事についてはすでに説明いたしました。
スマホの情報を次から次へ入れる脳はゴミ屋敷・・・です。そこで、ゴミのような情報を整理し、分類する必要があります。整理や分類がされていないとスマホで脳疲労をおこしてしまい、やがてスマホ脳に見られる様々な症状が現われます。
スマホの脳疲労を起さないためには、スマホと離れるデジタルデトックスの時間を数分でも良いから作ることです。
ぼんやりするとき脳は活性化する
実は脳はぼんやりするときに活性化するカイロがあるようなのです。デフォルト・モードネットワークというのだそうです。この回路は、ぼんやりするとき、様々な情報を整理する役割をはたしていると考えられています。
脳を休める事はすなわち多くの情報を整理する時間になります。脳疲労を改善・予防するためには前頭葉での情報処理がスムーズに行われる状態を作ることが大切です。それがスマホ脳にならずにすむ方法です。
特に掃除や皿洗いのような単純作業、散歩や単調なリズム運動など自然にぼんやりした状態になれます。脳疲労で心身共に疲労する前に、スマホやパソコン、ゲームと言ったデジタル機器から離れすこと、すなわちデジタルデトックスの時間を持つことをオススメします。
3-2.アナログとでデジタルのバランスを取る
前頭葉での情報処理で、スマホは浅く考える機能しか使われません。そのほかの機能を使うためにアナログの方法とのデジタルとのバランスを取ることが大切です。
例えば、スマホで調べた情報を紙と鉛筆りでまとめる、手帳にメモをする等あえてアナログな方法で得た情報を確認したり、記録するなどのアウトプット作業を行うことが大切です。
また、時にはメールではなく、手紙やは書いて書いて出すなど手間がかかる手書きを時々生活に取り入れる事も必要です。
ネットで本を購入するのではなく、本屋で本を手にとって見る、実際にネットに頼らず外食するなど、ネットから離れたリアル体験を楽しむことも必要です。
生活の中にアナログな部分を取り入れる事で、デジタルデトックス効果が期待できます。デジタルという便利さと、あえて手間のかかるアナログとのバランスを保つことこそ、脳疲労の改善や予防につながります。
3-3.眠る前にはスマホを見ない
眠る前にスマホを見ると、ブルーライトの影響で、夜中に目が覚める、なかなか寝付けないなどの睡眠障害を起します。
睡眠中は疲労物質を代謝したり脳細胞を修復したりといったメンテナンスが行われています。睡眠をしっかり取らないと精神的にもイライラが募り、物事をじっくり考えたり、集中力がなくなったりします。
睡眠時間をしっかり確保できるよう、寝る1時間前には、スマホを見るのをやめ、ストレッチ等をして、体をリラックスさせてから、寝るようにするとぐっすり眠れます。
スマホでの脳疲労は、あえてアナログをしっかり取り入れたデジタルデトックスで改善予防につながります。つまりアナログこそが、スマホ脳や脳疲労の特効薬なのかもしれませんね。
4.まとめ
便利なIT機器、パソコン、スマホなど生活になくてはならないものになっています。しかし一方で、スマホ依存、SNSにまつわる事件など、様々な問題点があるのも否めません。特にスマホで脳疲労を起こし、認知症のような症状を若い人が訴えるのも問題だと思います。若いのに物忘れがひどい・・・スマホ脳は病気ではなく自らの生活習慣から作り出す障害だと思います。脳疲労は、ご紹介したとおり、アナログ生活を少し取り入れる事で、要望や改善につながります。掃除や散歩、サイクリングなど身近なところからアナログタイムをつくり、スマホと上手につきあい、脳疲労の予防をしたいですね。
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