梅雨の後半になると雨の上がった後は気温が突然上昇します。もうすぐ、夏本番です。あらためていうことではありませんが、暑くなると水分補給がとても大事です。町を歩いていると何かしらのペットボトルを持ち歩いている人を多く見かけます。
水分補給はとても大事な事!・・・今では誰でも水分補給の必要性を認識しています。ところで水分補給は、水が入っているものであれば何でもいいと言うわけではありません。
近年は、20代~30代にかけ「ペットボトル症候群」という急性の糖尿病にかかる人が多いそうです。ペットボトルで糖尿病!( ・_・;) 何気なくペットボトルを持ち歩いている人も多いと思いますが、暑い夏1日に何本もペットボトルを飲んで十分水分補給をしていると安心していると大変な事になるかもしれません。
今回は、ペットボトル症候群について調べて見ましたので、ご紹介しますね。
目次
1.清涼飲料水の取り過ぎでペットボトル症候群に!
1-1.清涼飲料水でペットボトル症候群になる理由!
炭酸などの清涼飲料水を飲んだ瞬間、シュワという感じが喉一杯に広がるとスカッとした気持ちになります。しかし、よく考えてみるとその後の口の中は意外と甘みが残り、べたべたしています。
結局また喉が渇き、私は口の中の甘みも気になるのでお水を飲むようにしています。でもお水を飲まず、さらに清涼飲料水を追加して飲んでしまう人もいます。このように清涼飲料水をとり続けることで発症するのがペットボトル症候群なのです。
ペットボトル症候群とは?
ペットボトル症候群はある日突然発症するといわれています。正しくは「清涼飲料水ケトーシス」という糖分の取り過ぎによって起こる急性代謝失調です。特に「清涼飲料水ケトーシス」のケトーシスとは糖尿病のなかでもケトン体が増えている重たい症状のことを言うのだそうです。
スポーツドリンクを始め清涼飲料水、炭酸飲料には多くの糖質が含まれています。これらを大量に飲むと血糖値が上がります。血糖値がおよそ180mg/dlを超えると、尿の中に尿糖といわれるブドウ糖がでるようになり、さらに尿量も増えます。
体内から多くの水分が出るため喉が渇き、清涼飲料水を日常的に飲む人は、その乾きを解消するためさらにまた清涼飲料水を飲むという悪循環を繰り返します。
通常は大量の糖質に対しインスリンが分泌されて血糖値を下げようとします。しかし、急激な上、過剰な糖質の負荷にインスリンの分泌が追いつかなくなります。そしてさらに血糖値が上がっていくため、糖尿病になってしまいます。
ペットボトル症候群の症状とは?
ペットボトル症候群の症状は主に
- 激しい喉の渇き
- 倦怠感
- 吐き気・嘔吐
- 頻尿・多尿
- 意識障害
などが見られるそうです。
症状がでやすい人は家族の中に「2型糖尿病」がいる人や血糖値が普段から少し高めの人に多く見られるようです。
あまり血糖値を意識していない若者に多く見られるのも特徴的です。無意識に1日の水分補給をすべて清涼飲料水で補ってしまうこともあるのでしょうが、とても危険です。
1-2.清涼飲料水に含まれる糖分は意外と多い
水分補給には効率的と言われているスポーツドリンクですが、500mlのペットボトルに約31gの砂糖が含まれています。世界保健機構(WHO)は、砂糖の摂取上限を1日に摂取する5%未満(平均的な成人で25g)ぐらいが適量だとしています。
ちなみに主な清涼飲料水の糖分の量はだいたい以下の通りになっています。
- 炭酸飲料500ml 砂糖の量40~65g(角砂糖10~16個分)
500mlの炭酸以上が含まれています。炭酸の苦味を取るため多くの糖分が含まれているからです。
- 缶コーヒー190ml 砂糖の量2~13.5g(角砂糖1~3個分)
眠気覚ましに何本も缶コーヒーを飲んでいる人を見かけますが、量が少ないからと何本も飲んでしまうと糖分を取り過ぎる事になります。
- スポーツドリンク500ml 20から34g(角砂糖5~8個分)
スポーツの後に効率良く水分を吸収できる反面、 多くの糖分も摂取していることになります。
- 果汁100%ジュース500ml 50~60g(角砂糖が12~15個分)
果汁100%のジュースには果物を搾った物ではなく濃縮した果汁を薄めて使われている場合があります。濃縮還元されたジュースは、風味や甘みを増すため砂糖が使われている場合があります。
また、果汁には果糖も含まれているので、100%のジュースだからといって過信していると糖分を取り過ぎてしまうことになります。
糖分を取り過ぎる悪影響とは
糖分を多く取り過ぎたときの悪影響とは
- 肥満
- メタボリックシンドローム
になりやすくなります。
さらに生活習慣病のリスクとして
- 糖尿病
- 高血圧
を招きやすくなります。
2.水分補給はお水がベスト!夏は喉が渇く前に補給を!
2-1.水分補給に適しているのは水!
夏の水分補給は水がベストです。特に夏は熱中症対策としてカフェインをあまり含まないものが理想的です。水のほかにお茶での水分補給も適しています。
特にマスクをしていると湿気がこもり、喉の渇きを感じにくいといわれています。しかし、喉の渇きを感じていなくても定期的に水分を口にするようにしましょう。
特に大事なのは、喉の渇きを感じる前に水分補給をすることが大事です。1日に必要な水は1~1,5リットル程度です。しかし、大量に汗をかいたときはそれ以上の水が必要になります。
日常では、朝起きたとき、食事の時、入浴の前後、寝る前には必ず水分補給が必要です。それ以外にもこまめに水分を口に含むようにするといいでしょう。
2-2.ペットボトル症候群になってしまったら治療を!
ペットボトル症候群は、高血糖と高度の脱水症状に陥ります。放って置くと意識障害を起し昏睡状態になるケースもあるそうです。速やかに医療機関の診察が必要です。
脱水状態の時は点滴治療が行われます。また、高血糖の場合にはインスリンの点滴が行われます。いずれにせよ、ペットボトルで水やお茶以外のものをたくさん飲んで、具合が悪くなったときは、医療機関での受診を受けることが大切です。
3.まとめ
暑くなるとつい冷たい物がほしくなり、清涼飲料水に手が伸びそうになります。しかし、今回ご紹介したように清涼飲料水には想像を超える大量の砂糖が使用されています。特保マークの付いているものでさえ、糖分が多く安心はできません。また、夏にはスイカ、メロン、ももなど果物やアイスなども氷菓が多く食べられますが、いずれも糖分が高いものばかりです。そこに清涼飲料水責めでは、体の方が悲鳴を上げるのは当然です。夏の水分は、できるだけ常温に近い水がベストです。冷たすぎると体を中から冷やすので、やはり体には悪いです。暑さを乗り切る上手な水分補給を心がけたいですね。(*^▽^*)
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