暑くじめじめした梅雨の時期。梅雨に入るころ、あじさいをはじめ多くの花がとても美しい季節です。雨で濡れた植物は色鮮やかで、季節が夏に向かっているなと実感します。
しかし、梅雨の時期の体感は、湿度は高くじめじめし、空が暗いので不快感が増すばかりです。花の美しさに見とれている余裕すらありません。ちょっと目を離すと食べ物は傷み、ふと顔を上げると家のどこかにカビが生えています。
こんなところにどうしてカビが生えるの?と思うようなところにも・・・!?カビを見つけては神経質になってしまいます。放って置くと体に悪いと聞いたのでつい神経をとがらせてしまいます。
カビは一定の条件がそろうとすぐに生えてしまうそうです。今回は憂鬱なカビを少しでも退治し、健康問題を起さないための予防について紹介したいと思います。
目次
1.カビが繁殖する条件は4つ!カビが生えやすい場所とは?
乾燥した冬に比べ、じめじめした梅雨の時期にカビが多く生えるのは、湿度や温度が関係しています。
1-1.カビが発生する条件とは?繁殖しやすい場所は?
カビが発生するには次の4つが必要
- 温度
カビ菌は20℃~40℃の間で発生します。特に25℃~28℃はもっともカビが発生しやすくなり、また繁殖もします。
- 空気
カビの繁殖には酸素(空気)が必要です。
- 湿度
カビ菌は湿度60%以上から活動します。湿度80%を越すと一気に繁殖します。
- 養分
カビ菌は体から出る皮脂や垢、毛髪、室内の汚れやほこりを栄養にして、繁殖します。
カビが発生しやすい季節は室内干しをする
温度が20℃~30℃、湿度が70%になる6月~9月はカビが繁殖しやすい時期です。雨の多いこの時期、洗濯物を屋外に干せないこともあります。そのため室内で干す家庭も多いと思います。
室内で洗濯を干すと湿度が上がってしまいます。室内干しもカビ発生の要因になります。
1-2.カビが発生しやすい場所と掃除のポイント
湿気や水分がたまりやすい場所
- 浴室
お湯を使うことから浴室は湿度も温度も高くなります。石けんや皮脂も豊富なためカビの栄養分がそろっています。そのため浴室はもっともカビが発生しやすい場所になっています。
浴室の掃除のタイミングは、入浴後だといわれています。入浴した後、壁にシャワーをかけて、飛び散った汚れを洗い流します。その後冷水のシャワーをかけます。いったん浴室内の温度を下げます。
仕上げに水切りワイパーやぞうきんで水分を拭き取り、換気扇をつけておきます。カビは水分があると発生するので、水を拭き取ることが重要になります。
意外に掃除がしにくく、気になるのが浴室の天井です。モップにアルコールなどをしみ込ませカビを拭き取った後、定期的にカビとり用のくん煙剤が効果があるようです。
- キッチン
水とカビの栄養になる食べ物が飛び散っているキッチンも、タイル目地やシンク周りなどにカビが発生しやすくなります。調理の後や食器洗いの後は、しっかり周りを拭き取り水分を残さないようにしましょう。
もし、カビが生えていたらカビとりを使いカビを拭き取ります。その後に消毒用アルコールを拭きかけておきます。カビの発生予防にもなります。
- 窓枠
意外とやっかいなのが窓枠のゴムパッキンです。ゴムパッキンは、結露やほこりがたまりやすく、カビが生えやすい場所です。
カビの養分になるほこりをこまめに拭き取り、アルコール消毒のスプレーを吹きかけておくと、カビは発生しにくくなります。
風通しの悪い場所もカビが発生しやすい
風通しが悪い場所は湿気が取れにくく、水分が乾きにくいです。そのため床下収納や押し入れ、フローリングなどにもカビが生えてしまいます。
時々、窓を開けて掃除をすると良いでしょう。きれいに水拭きしたあとに、から拭きをしてアルコール消毒をしておくとカビが生えにくくなります。
1-3.エアコンの中にはカビが!掃除をしてから使う!
水回りやの悪い場所にカビが発生しやすいのですが、もう1カ所忘れずにカビのチェックをする場所があります。それはエアコンです。
今は特に家にいる人も多いでしょうが、掃除をせずにエアコンを使い続けるとカビの胞子を部屋中にまき散らすことになります。
エアコンの内部はカビやウイルスが!
エアコンの中にはほこりや花粉が入り込み、それを栄養にカビが繁殖しています。エアコンに発生する主なカビは「黒カビ」です。送風口から除いて黒い点が見えたら、黒カビが発生していると思ってください。
エアコンの中にはほこりや花粉も入っています。たまにエアコンの内部を開けて、掃除をするようにしましょう。部屋全体に送風するのでカビやウィルスがいっせいに部屋にまき散らされると健康問題が起こる可能性が高くなります。
定期的に吹き出し口やフィルターのカビを取り除くようにしましょう。
また、うっかりしがちなのですが、加湿器も水を使うためカビが繁殖しやすいです。手入れをしないと空気中に黒カビが噴霧されてしまいます。エアコン同様、部屋にまき散らされるものですから、加湿器も忘れずに定期的な掃除をするようにしましょう。
2.カビによる健康問題!様々な不調が起こる!
カビの胞子は空気中のどこにでも存在しているといわれています。その数は花粉の1000倍以上、100円硬貨ほどの範囲に40~50億の存在しているといわれています。
カビの胞子は小さくて目には見えません。体内にも自然に侵入し、カビの繁殖を防げないと病気が引き起こされる事になりかねません。
特に小さな子どもや赤ちゃん、高齢者、抵抗力の弱った病気の人などは注意が必要です。
2-1.カビが引き起こす病気とは?
カビが引き起こす病気はアレルギー
カビのせいで夏風邪に似た症状が起こります。咳・発熱・頭痛などで夏風邪のような症状にため体調を悪くします。不調が長引くと夏風邪ではなく「夏型過敏性肺炎」かもしれません。
「夏型過敏性肺炎」とは、カビの胞子を繰り返し吸い込むことでアレルギー反応が起こりり、肺に炎症を起します。
またカビが原因でアトピー性皮膚炎やぜんそく、肺炎なども発症する事があります。いずれもカビによるアレルギー症状です。
呼吸器疾患である「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症」もカビが原因で発症する病気です。慢性的な咳や喘鳴、息苦しさ、呼吸困難などを引き起こします。
またカビは吐き気や頭痛、湿疹などを起す「ハウスシック症候群」を引き起こすことがあります。
特にエアコンのほこりには、カビの胞子のほかダニやダニの糞、ふけ、外からの砂埃など含まれています。これらを吸い込むと何らかのアレルギー症状を起します。エアコンを使用するときは、まず内部の掃除やチェックをしてからにしたいですね。
皮膚疾患の原因になる
皮膚がじくじくかゆい水虫やタムシ、カンジタ等は皮膚や粘膜からカビが侵入するため起こります。かゆみやかぶれ、腫れなどの症状がでてきます。バスマットやスリッパ、床、靴などを通じて感染する事があります。
3.カビを発生させないための工夫を!?
カビは暖かく湿度も温度も高い環境を好みます。温度や空気はなかなか自由に変える事ができません。そのためカビ対策としてできることは
- 湿度を上げない
- カビの栄養分を除去する
ことが必要です。
3-1.カビを発せさせないために工夫をしながら除湿を行う
カビを発生させないためにはまず除湿が必要です。そのためにはこまめに換気をするようにしましょう。しかし、梅雨時の換気は室内に湿気を入れてしまうことがあります。
除湿器、サーキュレーターを上手に使い、除湿するのがポイントになります。特に長雨が続いて室内干しをすると、湿度を上げてしまいます。
室内干しするときは除湿器、エアコン、衣類乾燥機、浴室乾燥機などを使い洗濯物の湿気を家の中に充満させないようにしましょう。
3-2.掃除を行いカビの栄養をなくす
カビが発生してからのカビ取りは大変です。カビが発生しないようにこまめに掃除をする事が必要です。
特に浴室やキッチンはカビが好む栄養が豊富にあります。汚れはその日のうちに落とし、なるべく水分を残さないようにします。水分があるとカビが発生しやすいので、水分はしっかり拭き取るようにしましょう。
3-3.梅雨毒にも多い結露の対策を
冬に多い結露ですが、梅雨の時期にも意外に多くの結露ができます。梅雨の時期の結露は内部結露と呼ばれ、空気中の水分が多いため、室内の低温部分で発生します。
床下、天井裏等、外気と比べると低温で乾燥しにくいところ歯結露が原因でカビが発生します。除湿剤を使ったり、定期的に乾期を行い、乾燥させるようにしましょう。
4.まとめ
毎年嫌だなと思っている梅雨ですが、じめじめし洗濯物が乾かなかったり、蒸し暑く深いな思いをします。しかし、もっとも気になるのがカビが発生しやすいことです。毎年梅雨の時期、浴室をよく見ると、ぽつぽつとカビが生えています。毎日掃除をしていても気がつくとカビが生えています。近所の知り合いの子どもがカビのせいでアトピーになったと言っていました。カビはどう考えても体に良いわけがありません。じめじめする季節ですが、健康のためにもカビには目を光らせたいと思います。
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