チョコレートは、甘くてなんとも言えない美味しさがあります。あまりチョコレートが嫌いだという人に出会った事がありませんから、みんなに愛されている食べ物なのだと思います。
ただ甘いので、食べ過ぎると虫歯になるとか太るといわれています。また、若い頃はニキビがでるとか鼻血が出る・・・等といわれたものです。
みんなに愛されるスイーツなのに、弊害ばかりなのでしょうか。来月はバレンタインデー! 様々な場所でチョコレートを見かけますが、みんな虫歯の原因になる・・・とは思いたくないですよね。
そこで今回はチョコレートにいいところはないのかなと思い、調べて見ました。驚くほど健康効能があるのでご紹介します。
【目次】
- 1.チョコレートに潜んでいる3つの栄養素には健康効果がある!
- 2.チョコレートはアルツハイマーや認知症に効果がある
- 3.チョコレートを選ぶ基準はカカオマスが70%以上のもの
- 4.おすすめチョコレート
- 5.まとめ
1.チョコレートに潜んでいる3つの栄養素には健康効果がある!
チョコレートには3つの栄養素があり、それぞれには健康効能があります。
- カカオポリフェノール
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、血液をさらさらに保つ働きがあります。動脈硬化のような成人病の効果を軽減します。
- リグニン
食物繊維の一種であるリグニンは、腸のぜんどう運動を活発にすることで便通を整えたり、腸内環境を整えます。
- テオブロミン
テオブロミンにはリラックス効果があります。
血液をさらさらにするカカオポリフェノールの健康効果!
チョコレートやココアに含まれるカカオポリフェノールは、活性酸素を抑える働きがあkります。そのため、生活習慣病に有効であると言われていました。
カカオポリフェノールの成人病予防効果
- コレステロール値の改善
- 血圧低下
- 心疾患リスクの軽減
- 糖尿病予防の働き
コレステロール値の改善
コレステロールにはLDLの「悪玉コレステロール」とHDLの「善玉コレステロール」があります。LDLの「悪玉コレステロール」は、肝臓から身体の中の様々な器官にコレステロールを運ぶ機能を持っています。
これに対しHDLの「善玉コレステロール」は身体の過剰なコレステロールを回収し肝臓に戻す働きをしています。この2つのコレステロールのバランスが崩れると血管が詰まりやすくなります。
LDHコレステロールが増え、HDLコレステロールが減少すると体内に悪玉コレステロールが必要以上にたまります。そしてたくさんの悪玉コレステロールは酸化し、白血球のマクロファージを食べてしまいます。
マクロファージは、体内の掃除をする白血球の1つです。マクロファージが食べられると泡沫(ほうまつ)細胞というのが生まれます。それらが血管の内皮にたまり、血管が細くなるのです。
カカオポリフェノールは、強力な酸化抑制効果があります。チョコレートを食べると悪玉コレステロールが抑制され、善玉コレステロールが増加します。善玉コレステロール値が高くなると血液はさらさらになることで、動脈のつまりを防ぎます。
カカオポリフェノールで血圧低下
カカオポリフェノールの入っているチョコレートを食べると血管を広げるので、血圧が下がるのではないかといわれています。血管が詰まり細くなることで血圧は高くなります。
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールの一種であるフラボノイドという成分があります。フラボノイドには血圧を下げる効果があります。血圧が下がることで成人病のリスクは下がります。
実際、チョコレートの摂取と脳卒中の発症リスクの関連を調べたデーターをみると、チョコレート摂取が脳卒中の発症リスクを低下させる可能性が示されています。
心臓を健康にし、心疾患のリスクを下げる
カカオポリフェノールの効果で血圧が下がります。血液を薄めるため、脳卒中のリスクが低減します。フラボノイドは身体が酸化窒素を作るよう刺激を与えると考えられています。それが血管を広げ、血圧を低下させることで、心臓が健康になり心疾患のリスクを低減しています。
糖尿病予防の働きがある
アメリカで行われた18、000人の被験者を対象に行われた調査で、9年間にわたり糖尿病への効果が研究されました。週2回以上チョコレートを食べる人は食べない人より発症リスクが17%も低かったそうです。
腸内環境を整えるリグニン
食物繊維は人間の消化酵素では分解されない成分です。そのため腸の働きを活発にします。チョコレートには、製品にもよりますが、食物繊維を2.0~6.5gと豊富に含まれています。
食物繊維リグニンは、特にチョコレートに豊富に含まれていて、ほかの食物繊維より体内で消化されにくくなっています。腸内に残ったリグニンは、周囲の水分を含むことで膨張し、便を増やすことで便通をよくします。
テオブロミンにはリラックス効果がある
テオブロミンはチョコレートの原料のカカオに含まれた苦味成分でもあります。チョコレートに含まれるテオブロミンは、大脳を刺激して集中力や記憶力、思考力を高めます。
またセロトニンに働き変え、自律神経を調整するので心を落ち着かせ、リラックスをもたらす効果が期待できます。
2.チョコレートはアルツハイマーや認知症に効果がある
カカオや緑茶に含まれるカテキンはアルツハイマーになると脳に増えるアミロイド斑を防ぐ働きをします。アミロイド斑はたんぱく質でネバネバしています。カテキンはこのアルツハイマーになると増えるアミロイド斑を抑制します。
さらに脳にはBDNFという脳由来神経栄養因子というのがあります。これは、脳内にあっては記憶形成をになう海馬に高密度で存在しています。このBDNFは、制限すると記憶や学習能力が低下することが分かっています。
またBDNFはうつ病やアルツハイマー型認知症と関連性があるといわれています。BDNFが増えるとうつ病や認知症予防が期待されます。
チョコレートなどのカカオポリフェノールを多く含むカカオ製品を窃取すると脳血流量が上昇します。それによって認知機能テストなどのスコアが上がることが報告されているそうです。実際チョコレートを多く食べる人は、認知機能テストの結果がようようです。
3.チョコレートを選ぶ基準はカカオマスが70%以上のもの
チョコレートを選ぶときはカカオマス70%以上のダークチョコ
チョコレートに健康効能があるからと言って、どんなチョコレートでもいいわけではありません。チョコレートはまずダークチョコレートを選ぶことです。ホワイトチョコレートというのもありますが、フラボノイドが多く含まれるのは、ダークチョコレートです。
そして次にチェックするのは成分表です。チョコレートの成分表示には、カカオマス、ココアバター、砂糖、乳製品(粉乳)などの項目で記載されています。この中で注目すべき所は、フラボノイドが含まれているカカオマスです。
一般にカカオマスが40%以上のものをダークチョコレートと呼び、70%以上含まれているものを高カカオチョコレートいいます。健康効能を期待するのであれば、高カカオチョコレートを選ぶといいでしょう。
日本チョコレート・ココア協会によりますと生活習慣病の改善などいわゆる成人病予防には、1日5~10gほどのビターチョコレートがちょうど良い摂取量となっています。
チョコレートにまつわるあれこれのウソ
チョコレートとニキビの因果関係はない
若い頃、チョコレートを食べるとニキビが増えるとよく言われました。特に高校生の時は、ニキビを気にしたものです。友人たちとチョコレートを食べるときは、みんなで分けて「ニキビがでるから少しね」なんて言い合いました。
しかし、ペンシルベニア大学医学部の研究で、チョコレートとニキビはに何も因果関係が認められないことが分かりました。むしろ、カカオポリフェノールは、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の炎症を抑える作用があることも分かっています。
チョコレートとニキビはずっと因果関係があると思っていました。砂糖が含まれていますので、食べ過ぎはやはり良くないと思います。
チョコレートで太るのは食べ過ぎたとき
カカオ豆に含まれるカカオバターの脂肪分は吸収率が低く体脂肪になりにくい事が分かっています。チョコレートは少量でも十分に高い満足感を得られます。脂肪分の多いケーキなどを食べるよりは、肥満の抑制になります。
必要以上に食べるともちろん太る原因になります。しかし、たくさん食べるのでなければ、チョコレートに含まれる抗酸化物質は身体の老化防止になります。アンチエイジング効果があると言われる理由です。
カカオには食物繊維のリグニンが多く含まれています。便秘予防にもなるため、肥満や大腸がんの予防になります。さらにカカオ成分には抗酸化効果もあるため、ピロリ菌や大腸菌の抑制効果もあります。
チョコレートを食べると虫歯にはならない
虫歯の原因菌となるのは、ソブリナス菌というものです。カカオ成分にはソブリナス菌を抑える働きがあります。歯科医師の研究会で明らかになったことです。虫歯になるは間違いでむしろチョコレートを食べると虫歯にはならないのです。
もちろん、食べた後の歯磨きは大事です。しっかり歯磨きをしていれば、チョコレートを食べて虫歯になることはありません。
4.おすすめチョコレート
高カカオチョコレートは、健康効能も高く1日5g~10gを摂取することで健康課があり、成人病を始め痴呆症などの脳の健康にも効果があります。
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- カロリー:1枚(5.0g)あたり 28kcal
- カカオ分72 パーセントの本格ビターチョコレートです。
- カカオの華やかな香りとコク、そして上質な苦みが特徴です。
- はじめて食した際に苦みや濃さを感じる方は、まず2枚程度からスタートさせ少しずつ慣らしていくのがよいでしょう。
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チョコレート ベルギー産 ダークチョコレート コルドバ カカオ71.4% 1kg クーベルチュール
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- カカオ分71.4%
- ココアバター以外の代用油脂を一切使用せず作られた、ベルギー産の本格的なダーククーベルチュールチョコレートです。
- チョコレートの持つ特性を最大限に活かすため、油脂分にはココアバターのみを使用して作られています。
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大東カカオ スペリオール エクアトゥール 1kg (カカオ分70%)
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エクアドル産のカカオを主体に香料をいっさい使わず作られ、力強くピュアなアロマが特徴のビター感をもつクーベルチュールです。
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175年続くスイスの老舗ブランド、カカオマス60~70%バレンタインに喜ばれます。Lindt(リンツ)は、スイスで1846年に創業した歴史あるプレミアムチョコレートブランド。
今ではあたりまえとなっているチョコレートのなめらかな口どけを初めて可能にした「コンチング・マシン」を発明、スイスをチョコレート立国たらしめた、ロドルフ・リンツ氏の名前です。
上質なチョコレートで出来た繊細なシェルを破ると、この上なくなめらかなフィリングが口の中で甘美に溶け始めるリンドール。 カカオ豆の仕入れから最終製品までの工程をすべて自社で一貫して生産する ことにより、常に高品質で、香り高く、口どけの良いチョコレートを実現しました。
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5.まとめ
大好きなチョコレートについて、たくさんの誤解をしていたという人も多いのではないでしょうか。最近よく見かける高カカオチョコレートについてもよく分からなかった人もいると思います。実は私も高カカオチョコレートは、苦いだけと思っていたのですが、実は健康食品だったなんて本当に驚いてしまいました。
医療機関でお年寄りにココアを飲ませるところがあると聞いていたのですが、認知症予防のためだったのですね。
チョコレートの健康効果を知り、あらためてチョコレートを見直しました。