あらためて、洗顔を考えたとき、洗顔ブラシで洗顔している、ダブル洗顔をしている、顔を洗ったあとタオルでゴシゴシこすっている、などを行ってはいないでしょうか。
乾燥肌の人は、間違った洗顔をしている人が多いそうです。洗顔が正しくないために乾燥してしまったのです。では、正しい洗顔方法とは何でしょう。
今回は、乾燥肌にならずもちっとした肌へ導く洗顔方法について、ご紹介します。
目次
1.間違った洗顔方法で肌を傷つけているかも!
肌が乾燥している人に、洗顔の方法が間違っている人がいるかもしれません。肌の汚れを取り除き、清潔な肌を保つためには、洗顔は欠かせません。しかし、洗顔の方法が間違っていると細胞を傷つけ、かえって乾燥肌にしてしまいます。
間違った洗顔方法
- ゴシゴシ洗う
- 頻繁に顔を洗う
- 熱いお湯で洗う
- タオルでこする
- すぐに保湿しない
間違った洗顔方法は何が肌に悪いのか
間違った洗顔をしているとまず、肌のバリア機能が低下します。
- バリア機能が低下する
たとえば、ゴシゴシ洗うと肌を強く摩擦します。肌は乾燥した空気の刺激などから、体を守ってくれます。しかし、肌はとてもデリケートです。洗顔の時ゴシゴシこすると、肌が持っているバリア機能が低下します。
バリア機能は、肌表面では水分の蒸発を防ぎ、保湿を行ってくれます。肌は、このバリア機能によって、潤いのある肌でいられるのです。しかし、肌をこすってしまうとそのバリアが傷つきます。そうすると肌の水分が奪われてしまいます。
バリア機能が低下すると、外からの刺激から体を守る機能も同時に低下してしまいます。そうなると肌は、さらに肌トラブルを起しやすくなっていきます。
頻繁に洗ったり、熱いお湯を使うと肌の油分まで流してしまいます。熱いお湯で洗うと肌本来の保護オイルが失われることで、過剰な肌乾燥や皮脂生成の時のトラブルになります。
また、タオルを濡らしてそのタオルで洗顔したり、洗い終えた後、タオルでゴシゴシ拭き取るのもやめた方がいいです。タオルには、殺菌が付いていることもあります。ゴシゴシこするとタオルの繊維で、肌の細胞を傷めてしまいます。
また保湿クリームを最大限に吸収して肌に閉じ込めるには、まだ肌が湿っている洗顔後がベストです。肌が完全に乾いてしまうと有効成分が浸透しにくくなります。また、クリームの持つ油分でべたつき、脂っこくなってしまいます。
肌をこすって傷をつけることで起こる肌トラブル
肌シゴシ洗う、タオルでゴシゴシと拭き取ると拭き取るなど、日常で無意識にやってしまっているかもしれない、肌への摩擦は、肌を傷つけてしまいます。
「こすること」は、肌への刺激になります。この刺激で、肌の表皮のバリア機能が弱まり、潤いを保てなくなります。肌内部は、炎症を起こし、シミ、シワ、たるみなどのエイジングサインが出ます。
また肌を刺激から守ろうとして、、肌が必要以上に厚くなり硬くなっていきます。そうすることで毛穴が開いたまま閉じられなくなります。その結果、毛穴がドンドン目立つようになっていきます。
- シワ
シワは、肌の水分が失われ、ハリがなくなることで起きる症状です。年齢肌の代表としても知られています。肌をこすると、バリア機能が低下するため、肌の水分が減っていきます。そうすると、肌にハリがなくなり、シワが現れてしまいます。
- 敏感肌
こすることでこすることで肌のバリア喜夫脳が低下すると、肌はちょっとした刺激にも反応し、荒れやすくなります。これを敏感肌と言います。
敏感肌になると肌がヒリヒリして、さらに肌をこすってしまいます。結果的に肌が傷つき、細菌が入り込むことで肌トラブルが起きやすいです。
- シミ
肌をこすりすぎると、肌の中にあるメラノサイトが刺激を受けてメラニンを大量に作り出します。 通常なら、メラニンは、肌の活性酸素を除去するなど、よい働きをしてくれます。
しかし、その量が過剰になりすぎると、肌に蓄積し、シミがあらわれます。またシミと一緒にくすみが目だつようになります。
肌のこすりすぎでこのように肌トラブルにつながることがあります。乾燥が進めば、肌ではくすみ、ツヤも失われます。肌トラブルの根本的な原因は、摩擦と言っても過言ではありません。
むやみに顔を掻いたり、スキンケアの時も肌をこすったりしないようにしましょう。
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2.泡立て洗顔の泡で保湿肌になる
泡立て洗顔がとても肌にいいようなのです。泡を立ててその泡で洗う洗顔です。泡は肌にとってとても重要な役目があります。
- 肌負担が少ない
もちもちの泡をつくり、手と肌の摩擦を少なくすることができます。
- 皮膚や汚れを落とす
キメの細かい泡で洗うと、洗浄成分が毛穴に入りやすくなります。泡が汚れを包み込んで取り除かれるから、ゴシゴシこすらなくても汚れがスッキリ取れます。
逆にあまり泡立てずに洗顔していると、皮脂や古い角質などがしっかり洗浄されずに残っているなんてこともあります。
洗顔の泡は肌に負担をかけず気持ちがいい
どんなに洗浄力が高くても泡が出ないものもあります。このような洗顔剤は、泡が立たないのにしっかり洗い流してくれます。では泡は一体何のために立てるのでしょう。
肌に負担が少ないだけでなく、泡が気持ちがいい、優しい感じがする、安心感というような洗う実感を肌で感じる側面があります。泡立ては気持ちがいいとかやさしいのためやさしいのためだけと感じる人もいるでしょう。
しかし、確かにふわふわの泡は間食としてとても気持ちがいいものです。毎日欠かさず洗顔をするからこそ、快適だと思うことは大切な事なのです。
実際仕事で、泡の研究をしている人たちもいるくらいです。
たとえば、シャンプーは素早くたくさん泡立ちますし、食器洗浄剤の泡は水ですすぐと切れがいい泡です。
泡作りに欠かせないのが界面活性剤です。分子構造を変えたり、様々な種類の界面活性剤を混合したり、配合比率を考えたり、濃度を変えます。そうしてさまざまな泡質が作られています。
しかし肌に使う洗顔剤には、優しく洗ってしっかり落ちるものが安心して使えます。どうしても「洗浄力が強い=刺激が強い」「肌に優しい=洗浄力が弱い」というイメージがあります。
泡の研究が進み、実際高密度の泡は、何もしなくても油を吸引するという機能が発見されました。洗顔料の粗い泡から、きめ細かな泡に泡の質を変えることで、洗浄力が高まっています。
高密度な泡が肌への作用も少なくよく落ちる
様々な実験の結果、粗い泡では油の吸引はできませんでした。しかし、しっかり泡立てられたきめ細かい高密度の泡はの泡は、液体となった油を吸い混んでしまいます。
さらに、高密度な泡は、肌への作用がやさしいということが分かりました。
肌と手の摩擦により肌が傷つくことをすでに述べましたが、高密度の泡で洗顔すると肌と手の接触も少なくてすみます。さらにたくさん泡立てることで、肌には優しいのに、メイクなどの油を吸収して洗い落としてくれます。
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3.泡立てた泡で洗顔をする方法
泡立てた泡で洗顔をする方法
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泡立てて泡で洗顔をする
注意することは、しっかり泡立ててこすらないことです。洗顔料をたっぷりと泡立てて、きめ細かい泡を作ります。泡はクッションの役割もあるので、上手に泡が立たないときは洗顔ネットを使ってみるといいでしょう。
間違っても顔の上で泡を輝のはだめです。あくまでも手のひらに洗顔料をだして、両手で静かに泡を作っていきます。
皮脂の多いおでこや鼻から泡をのせ、大きく円を描くように洗います。小刻みにくるくるしたり、直接小鼻の角栓をさわったりするのも、毛穴周りの皮膚を硬くし、より毛穴を開いてしまいます。
当てるようにしてすすぎますすすぎます
泡を転がすイメージで洗っていきます。気をつけるのは、泡をつぶさないようにすることがポイントです。
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すすぐときはぬるま湯で丁寧に当てるだけ
泡を流すときは、シャワーを直接顔に当ててはいけません。シャワーの水圧が肌への刺激になります。すすぐときは、ぬるま湯を使います。
手ですくったお湯をこすらず、顔に当てるようにしてすすぎます。どうしても手でこすりたくなりますが、そこは我慢して30回ぐらい丁寧に当てていきます。すすぎ残しは、肌荒れの原因になります。
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拭き取るときはゴシゴシこすらない
洗顔した後は顔の水分を拭き取る時、ゴシゴシと拭き取らないことです。ゴシゴシ拭くとタオルと肌の摩擦が起こります。できるだけ、ふわっとしたタオルで、拭くと言うよりは、当てて水分を吸い取るようにします。
正しい洗顔を続けていれば、乾燥肌が少しずつ和らいでいきます。
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4.入浴の時洗顔でしてはいけないこと
お風呂の洗顔で気をつけることは、次の4つです。
- シャワーを直接顔に当てない
- 熱いお湯を使わない
シャワーで体を温めるときは基本的に38~40℃のお湯を使うといいです。洗顔に適しているのは、32℃~35℃です。
- 肌をこすらない
お風呂の中は水蒸気や汗で肌の角質がふやけて、はがれやすくなっています。洗顔をする時は、ゴシゴシこすらず、泡立ての泡を使って洗顔すると乾燥肌にならず保湿肌になります。
- 洗顔はお風呂から出る直前にする
洗顔は、お風呂からでる直前に行います。始めに洗うと、保湿剤をつけるまで時間が空きます。その間に肌が乾燥することがありますので、シャンプーやリンスや体を洗い終えてから洗顔をするとすぐに保湿剤をつけることができます。
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5.まとめ
正しい洗顔は、顔をこすらないこと洗顔料の泡を大きく作ってその泡で洗顔することでした。こすらない、すすぎも手を使わないなど、洗顔のイメージが変わったのではないでしょうか。乾燥肌は正しい洗顔で保湿肌に変わるのですから、洗顔を侮ってはいけないと思います。
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