足裏は第二の心臓とも言われてい。ます足裏の狭いところに体の不調を知らせるツボがたくさんあります。足裏を押すだけでも、体の悪いところが分かるなんてちょっと信じられない気もします。
しかしアジアを歩くと実に多くのところで足つぼマッサージが盛んに行われています。タイで経験したときは、涙が出るくらい痛かった思い出があります。確かに足つぼの後は体が軽くなった感じがしました。
今回は、健康を自分でも簡単にセルフチェックできる足つぼについて、ご紹介したいと思います。
【目次 】
1. 足裏ツボを押すと痛いのは不調のサイン!
足裏をちょっと触ってみると、どこか痛いところはないでしょうか?
足裏にはたくさんのツボがあるそうです。押して痛いと感じるのは、そのツボとつながっている部分が不調のためだからです。
足つぼがが痛くなる3つの理由と痛いところで分かる不調!
足つぼが痛くなる2つの理由
- 身体が不調
- 身体の老廃物がたまっている
◇身体の不調
足ツボは身体の臓器とつながっているといわれています。身体の臓器がつながっているため、足裏の臓器を表すツボをさわると痛いと考えられます。
◇身体の老廃物がたまっている
足の裏はいつも身体の重みを支えています。血流が悪くなると末梢神経までうまく血が流れにくくなります。血流が悪くなることで身体にたまっている老廃物がうまく流れなくなります。
そのため心臓から遠い足の裏には老廃物がたまってしこりのようになっています。
足裏ツボを押して痛いところで分かる不調
- 親指
親指のを強く押すと痛い事があります。親指が痛いときは頭痛に悩まされているのではないかと思います。頭痛の状況により、さらに親指の部分で具体的に分かれます。
親指のハラは「頭部」、親指のハラの左側で人差し指と接している部分は「側頭」、親指の付け根は「首」が痛いときです。
- 土踏まず
土踏まずが痛いときは「胃」が不調である可能性があります。それは、身体の老廃物がたまり、足をガチガチに硬くしてしまっているので、土踏まずが痛くなっているのです。
- すべての指先
すべての指先が痛いときは、鼻の病気の可能性があります。鼻水、アレルギー、花粉症、蓄膿症等です。
- かかと
かかとのやや真ん中当たりが痛いときは、不眠や生理不順の症状があるときです。
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2.足裏ツボを押す効果と改善される不調!
足裏ツボを押すとなぜ効果あるのか、その理由!
ツボ押しには即効性があります。その理由は、痛いところと関連するツボを刺激することで、神経に直接働きかけられるからです。この刺激が脊髄や脳を介して、反射的に痛いと感じている感覚を取り除いてくれます。
さらに問題のあるところだけ集中ケアをするので、ツボを押すと痛みを取り除く効果に即効性があるのです。
また、一つのツボを押すと経路に従って、関連するツボも一緒に刺激されます。そのため相乗効果で同じ系脈の他のツボも刺激され、症状がより改善されるのです。
ツボを押して痛いところは、たいてい筋肉がこわばっています。ツボ押しは、ツボのある筋肉に強い圧を加えます。そうするとかみ合った2つの繊維がはずれ、筋肉がスムーズに動くようになるのです。
ツボ押しは押してすぐに効くのが大きな魅力です。
足裏ツボを押すことで改善される効果
- 血行が良くなるので冷えやむくみが改善される
足裏のツボを押すとまず血行が改善されます。冷えやむくみの改善につながります。
足裏は心臓から遠く、血流が悪くなりやすいです。また、重力によって水分や老廃物がたまりやすくなっています。そのため身体の中では最も冷えやむくみが起こりやすいところです。
足裏マッサージでたまりがちな老廃物を流し、血流を改善すると冷えやむくみもなくなります。できれば足裏だけではなく、足首やふくらはぎも押すとより効果がアップします。
体内の老廃物を流しデトックスすると、アンチエイジングなどの美容効果も期待できます。足の血行が良くなることで、疲労感やだるさも解消します。
- 腰痛・肩こりの改善
足裏を押すと血行が良くなり、足裏の筋肉が柔らかくなります。足裏のクッション性により、歩行も安定します。体のバランスも良くなります。そのため、腰痛や肩こりの改善が期待できます。
- リラックス効果
血流の流れが良くなり、体の不調も改善されると、自然と気持ちも落ち着きリラックスします。足裏には、自立神経を整えるツボもありますので、そこを押すとさらに、自律神経も落ち着き、体の不調もとれることで、リラックスできます。
体がリラックスすると体温が上がり、不眠の解消も期待できます。
3.足裏ツボを押す方法と注意するポイント
症状に合わせた裏のツボの押す方法
足の裏ゾーンのマッサージを行います。足裏全体をもみほぐしたら、気になる部分を押しもみします。左右の足を交互にマッサージするのが基本です。女性は右、男性は左を5分押したら、足を交代します。それから、気になるところを集中して押します。
- 腎臓のツボを押す
腎臓は老廃物をろ過します。親指のハラで、足裏の中心からかかとの手前まで押しながら、アルファベットの「J」の字を書くように、滑らせながら押していきます。
- 膀胱
膀胱のツボを押すときは、手の指を第2関節で曲げます。そのまま第1関節を使ってかかと方向へ押していきます。
- 胃、十二指腸、小腸
土踏まずのくぼんだところが胃です。手をグーにして第二関節で上から下へ押しながら滑らせていきます。十二指腸も小腸もツボを同じ手の形で第2関節を使って押します。
これらの内臓のツボを押すと体の毒素である老廃物がきれいになります。
足裏の中央にある湧泉の効果
湧泉はツボです。足指を足底側に曲げると「人」の字があらわれます。その交点にへこみができます。そのへこみが「湧泉」です。湧泉は字の通りコンコンとエネルギーが湧くと言う意味です。ここを押すと疲労が回復し元気になります。
湧泉は、腎臓の機能を助け、体から余計な水分を排泄する働きがあるツボです。
そのほかに以下の効果があります。
- 足のむくみ
- 冷えやのぼせ
- 気分の落ち込み
- 疲労感
- 眠気・集中力の低下
湧泉を刺激することで静脈の流れが良くなります。むくみは、脚の深部で流れが悪くなった静脈の流れをスムーズにする事で解消します。
足のむくみがある時は、椅子に腰かけ、足裏の湧泉の下にゴルフボールを置いて、体重をかけながらボールを動かします。冷えやのぼせも同じ方法で効果があります。
湧泉を中心に土踏まず周辺を3分~5分ゆっくり押しながら指圧をします。下半身から全身の疲労が抜け、とても身体が楽になります。
足裏ツボを押すとき注意するポイント
- 足裏ツボマッサージは食事30分後に
食事を食べてすぐに足裏ツボを押すのは控えた方がいいです。食事の後は、食べ物は消化器官に血液が集まります。足つぼを押すと血行が良くなります。が、食後すぐでは消化器官の血液が減少し、そのため消化不良をおこしてしまいます。
少なくても30分経たなければ、消化が終わりません。足裏ツボを押すのは、消化が終わる30分を過ぎてからした方がいいです。
- お酒を飲んだときは足裏ツボを押すのはダメ
足裏ツボを押すと血行が良くなります。お酒を飲んだ後は、血行が良くなるとかえって酔いが回りやすくなってしまいます。足裏ツボを押すのは、お酒が身体から抜けた翌日にするようにしましょう。
- 妊婦さんは足裏ツボを押すのはやめましょう
足裏つぼは、実に様々な臓器に働きかけます。妊娠をして体調が変化しやすい時期に臓器に働きかけるのは大変危険です。
- 足にけがをしている時
足のけがの患部やその周辺を刺激して、悪化させてしまうかもしれません。足裏ツボを押すのは、けがの回復を待った方がいいです。
足裏の角質が硬い人は足裏ツボを押しても効かない
手入れ不足で足裏がゴワゴワしている場合、角質がツボ押しの邪魔をします。せっかくツボを押しても刺激が届かないことがあります。効果を高めるため、角質ケアをしなければなりません。
角質は、皮膚の表面ですから、全身にあります。角質はいくつもの層が重なり合ってできていて、身体の部分によってもその厚さは違います。なかでも足の裏のかかとの部分が最も角質が厚く、他の皮膚と比べても硬いです。
角質が硬くなる原因は、角質がたまっていき硬くなってしまうことです。正常な状態では古い角質はボロボロとはがれ落ちていきます。しかし、代謝が低下すると古い角質がはがれ落ちずにドンドンたまってしまいます。
そのため角質が硬くなり、色も黒ずんでいきます。
足裏を硬くしないためにはマッサージをして血行を良くすること、あまり硬すぎる角質はやすりの突いたグッズを使い角質を落としていくといいでしょう。
角質の硬いのがとれると、足裏ツボを押しても奥まで届き、効果が期待できるようになります。
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4.まとめ
足の裏は臓器と直結です。足の裏ツボを押して痛いときには、指圧をしてほぐすと体調が回復します。また、足を温めると身体全体の血行も良くなります。
体調が悪いなと思ったら、足の裏を押してみて、痛いときは足湯も効果があると思います。温めて静かに押してあげると臓器に直接働きかけ、不調な部分も短時間での回復を期待できます。
足つぼを押すときは少し痛いなと感じぐらいの強さで押すと効果があります。足裏ツボを押すことで、自分の不調をセルフケアできるので、ぜひ足の裏を押してみるといいと思います。ただ、これはツボを押すだけでは・・・?と感じるときは、やはり医療機関で診察を受けた方がいいでしょう。