今では世界の発酵食品として人気のあるヨーグルトです。
ヨーグルトは数千年も前から存在していました。
その地の人々が長寿であり驚きました。
よくよく調べると現地の伝統食が「ヨーグルト」でした。
後にそのロシア人は「ヨーグルト不老長寿説」を発表。
これにより、世界中にヨーグルトの名が知れ渡りました。
【目次】
1. ヨーグルト驚きの3つの乳酸菌効果
ヨーグルトの魅力は、なんと言っても整腸作用です。
腸をきれいにすれば、便秘の解消や基礎代謝がアップします。
しかし腸内環境を整えるだけではなく口臭、体臭、自立神経まで整えます。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌とは??効果は腸内での働き
ヨーグルトの乳酸菌
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は2種類あります。
細長いブルガリア菌と球状のサーモフィルス菌です。
ブルガリア菌とサーもフィルス菌は、お互いが作る成分をエサにして繁殖します。
この2つの乳酸菌はお互いに共生作用をしているのです。
乳酸菌の腸内での働き
食べ物を食べるとき、どんなに手をきれいに洗っても、完全と言うことはありません。
口から物を食べると必ず細菌やウイルスも入ります。
それらが必要かそうではないのかを分けるのが免疫器官です。
体の中の最大の免疫器官は腸です。免疫器官には免疫細胞が存在します。
免疫細胞は体内に入っては困る病原菌と戦うのです。
腸にはこの免疫細胞が体全体の約7割存在します。
この腸に働きかえるのがヨーグルトです。
この細菌が2:1:7の割合の時が腸内環境が良好だと言われています。
健康な体を保つには悪玉菌を増やさないことです。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内の善玉菌であるビフィズス菌を増やします。
乳酸菌は腸に届く前、多くが胃酸で死滅してしまいます。
しかし、死んでしまった菌は食物繊維になり腸内環境を整えます。
ただ乳酸菌は腸内に棲みつくわけではありません。
腸内に生き続ける菌に刺激を与え、増殖するのを助けます。
役目を終えると去って行きます。
ヨーグルトは、おなかの調子が悪い人にはとても効果があります。
ヨーグルト驚きの3つの乳酸菌効果
- 便秘解消
- 体臭・口臭解消
- 自律神経を整える
ヨーグルトはフルーツと一緒で効果増大
ヨーグルトは牛乳を乳酸菌で発酵させたものです。
この乳酸菌が腸を活発にしてくれます。
腸活でヨーグルトを食べるのなら、就寝1時間前がオススメです。
寝ている間に善玉菌が増殖し増殖し、朝から快便が期待できます。
ヨーグルトと一緒に食べるのはオリゴ糖がいいです。
オリゴ糖は食物繊維や善玉菌を増やすだけでありません。
体内に吸収されにくいのです。
ドライフルーツは食物繊維がたっぷり入っています。
ドライフルーツには、女性が不足しがちな鉄分や血圧に働きかけるカリウムも入っています。
ヨーグルトとドライフルーツに、オリゴ糖の含まれるハチミツを加えて食べます。
すると効率良く腸に良い成分がとれますし、便秘解消にもつながります。
人間の腸には善玉菌と悪玉菌、日和見菌があります。
善玉菌が多ければ便秘で苦しむことはありません。
しかし、食生活や体調等でこれらのバランスが変化することがあります。
さらに加齢により、善玉菌も減少します。
腸を元気にするには善玉菌を増やすのが近道です。
その善玉菌のエサとなり、善玉菌の代表がビフィズス菌です。
ヨーグルトにも含まれている乳酸菌です。
乳酸菌はそのまま腸に棲みつくわけではありません。
ですから、毎日身体に取り入れることが大切です。
体臭や口臭、ヨーグルトで72時間以内に解消
ヨーグルトは腸内環境を整えるほか、体臭や口臭も解消します。
しかし、理由の如何に問わず、ヨーグルトで解決することも多いのです。
なぜなら、重度の便秘の人は、体臭や口臭と密接に関係しているからです。
行き場にない便に含まれる有害物質や老廃物は、血管を使って身体中を巡ります。
そのため皮膚や口から臭いが排出されてしまいます。
便秘が続いているときには、体臭や口臭にも要注意です。
腸内環境が良く善玉菌である乳酸菌が多いと、便は赤ちゃんの便の臭いと同じになります。ヨーグルトで乳酸菌を摂取し、腸を良い状態に保つのが、便秘改善と体臭予防への近道です。
そもそも便秘は腸の活動が鈍くなり、便が腸内でたまったことをいいます。
口から入ったもが便となって体外に排泄されるまで、約72時間以内とされています。
ヨーグルトを食べて72時間経つと便が排泄し、体臭や口臭も消えている事になります。
乳酸の驚くべき効能です。
自律神経を整えて、やる気や集中力アップ
腸内環境を良くしてくれるヨーグルトは、実は自律神経にまで影響を与えています。
イライラする、やる気が起こらない時はヨーグルトを食べてみるといいでしょう。
自律神経は、血流、代謝、呼吸、体温調整などを無意識に調整してくれます。
しかも休むこともなく、24時間コントロールしてくれる大事な神経です。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は身体を緊張させる働きを持っています。
副交感神経は身体を緩和させる働きを持っています。
この両方の神経の働きがどちらも高いことが理想です。
しかし、不規則な生活、ストレスなどで、どうしても交感神経が優位になります。
そのため緊張状態が続き、疲労感やイライラをおこします。
そこで積極的に副交感神経を働かせることが、バランスの良い身体作りへと導きます。
たとえば、乳酸菌の力で便を外へ押し出すとき、副交感神経が働きます。
このように脳と腸は相互関係ます。
腸内環境を良くするヨーグルトの乳酸菌は、そんな副交感神経の働きを助けます。
さらに脳の興奮を抑えるカルシウムも含まれています。
最近イライラしている人には、ヨーグルトをぜひオススメします。
2 ヨーグルト、1日に食べる量はどれくらい?
ヨーグルトは色々な容器に入っているけれど、どれくらい食べるといいのでしょう。
ヨーグルトを食べる理想は1日200gなのだそうです。
市販されている小さなヨーグルトは約80g~100gのものが多いようです。
朝晩1個ずつ食べると良いことになります。
1回で200gを食べきるときは、夕食後や寝る前に食べるのがベストタイミングです。
夜、寝ている間に腸内で善玉菌を増やしてくれます。
また夕食後のフルーツは、つい食べ過ぎるという人も多いです。
食後のフルーツ代わりにヨーグルトを食べるとカロリーも抑えられます。
もちろん、宿便がたまっているとその分の体重も増えます。
まず、すっきり腸内環境を整え、老廃物を肺術する身体作りを目指すことです。
それがやせ体質を作っていきます。
特にオススメしたいのがダイエット中の方です。
3. ヨーグルトと他の食べ物を組み合わせる
ヨーグルトは他の食材と組み合わせることで、さらに良い栄養がとれます。
どんな組み合わせが良いのか、いくつか紹介します。
- 肉・魚と組み合わせる
肉や魚をヨーグルトにつけておくと、やわらかくなります。
ヨーグルトの乳酸菌が肉や魚のたんぱく質を分解し、身をほぐしてくれます。
さらにヨーグルトに含まれるたんぱく質には、肉や魚の臭みを除去します。
また、ヨーグルトと組み合わせると肉や魚の味付けがマイルドになります。
下処理や味付けに上手に使うと乳酸菌がしみ込む、肉や魚がやわらかくなり、さらに食べやすくなります。
- 甘麹やみその発酵食品と組み合わせる
海外発祥の発酵食品ですが、甘麹や味噌など日本の発酵食品とも合います。
変わったところでは、ヨーグルトと味噌を同量にして併せます。
そこへ野菜をつけるとまるでぬか漬けの野菜のような風味になります。
発酵食品の合体はダブル効果を期待できそうです。
甘麹とヨーグルトをミックスした、ドリンクは、麹と乳酸菌が同時にとれます。
- 野菜と組み合わせる
ヨーグルトは腸内環境を整えてくれます。
しかし、ヨーグルトそのものに派、整腸作用をもたらす食物繊維は含まれていません。
食物繊維が豊富な野菜と一緒に食べると免疫効果もアップします。
サラダのドレッシング、スティック野菜のディップなどに利用すると野菜がおいしく食べられます。乳酸菌と食物繊維がダブルで腸に働きかけてくれます。
4. まとめ
発酵食品の中で断トツに人気があるのがヨーグルトです。
ヨーグルトは料理やデザート、ドリンクと幅広く使われています。
最近は目的に合わせた機能性ヨーグルトも多くなっています。
何より健康になるという大看板を掲げていrます。
数多くの発酵食品のなかでも食べ方や使い方などが多いのも人気の秘密です。
何より健康的になれるのが、一番です。