2022・6・22修正
現代社会はストレスが多いです。
電車で座っているといつのまにか眠っていることもあり、疲れていると思っている人もいるのではないでしょうか?
電車に乗って眠くなるのは疲れている事だけが、理由ではないようなのです。
どうも電車の揺れや線路の継ぎ目の音には「F分の1ゆらぎ」と言うのがありそれが関係しているようなのです。
今日は人間だけではなく、あらゆる自然界の物をリラックスさせるという「F分の1ゆらぎ」について紹介します。
目次
1.F分の1ゆらぎとは?自然の音とその効果は?
自然界に 存在する「ゆらぎ」とは何か?
ゆらぎは、世の中に存在するすべてのものにあります。
たとえば、風は突然吹いて、突然止まります。
つまり、風は予測できない不規則なものなのです。
一定ではなく大きくなったり小さくなったり、強くなったり弱くなったりする予測できないものが「ゆらぎ」とです。自然界には「ゆらぎ」はたくさん存在しています。
人間の体温の変化や心拍数のゆらぎは数値ではかることがきます。この数値を周波数ごとに分析すると単調な波形グラフになります。
この波形のゆらぎがいくつかの種類に分類できます。
その中の一つがF分の1ゆらぎなのです。
「F」は ”frequency" 「周波数」のFです。
つまり「規則的なもの」と「不規則的なもの」が調和した状態が「F分の1ゆらぎ」です。
このF分の1ゆらぎは、大変心地がよいもので、人間の生体活動にいろいろ影響を及ぼしています。しかし、悪い影響ではなくむしろよい影響なのです。
F分の1ゆらぎはの波長は、聴覚を通して脳に働きかけ、脳の自律神経の調整によって感情や情緒を安定させます。
このゆらぎの波長は自然界にはかぞえきれないほど存在しているのです。
自然界に存在する様々なF分の1ゆらぎ
- 水の音
水の音を聞くとなんとなく「癒やされる」と感じたことがあるのではないでしょうか?
日本では昔から水の音に癒やされる事が分かっていたようです。日本庭園を思い出してみてください。必ず水があります。
「ししおどし」は、支点で支えられた片方の竹筒に水がたまると反転しコーンと音をだすのです。
水の音や石に当たる竹の音、これはすべてF分の1ゆらぎのヒーリング効果があると考えられています。
日本庭園は、他にも人工的に小川や滝が造られています。
水を生活の中に取り入れ、日本では昔からヒーリング生活をしていたようです。
このほか自然界には、多くの水の音があります。
波の音には、砂浜に押し寄せる波にゆらぎがあります。
また川の音、滝の音、雨水のしずくなど自然界にある水の音には、ヒーリング効果があるとされています。癒やしの音楽のBGMに水の音はよく使われています。
- 鳥のさえずり、木の葉の音
鳥のさえずりや森林の葉が風で揺れる音、虫の声もF分の1ゆらぎといわれています。鳥のさえずりだけではなく、森林をあるくこともF分の1ゆらぎです。
「森林浴」という言葉もあるくらい、森林の緑の木々や自然の木の香りなどでも、心をリラックスさせるヒーリング効果があるといわれています。
- 炎の光、木目調のもの
炎のゆれや木の香りのする物など、なぜかホットする事があります。
炎の揺れや木の香り、自然の風、雨の音など自然界すべてにF分の1ゆらぎがあります。
たまらなく疲れたとき、心にストレスを抱えたとき癒やされたいと思ったら、自分の周りにある自然のものに目を向けてみるといいのです。
コールマン(Coleman) 焚火台 ファイアーディスク 直径約45cm 重量約1.6kg 2000031235
2 音楽とリラックスの効果との関係!
F分の1 ゆらぎは、人間だけではなく動物や植物にもヒーリングやリラックスの効果があると言われています。
たとえば、植物に音楽を聞かせて育てるとか、家畜に音楽を聞かせるという話を聞いたことがあります。
F分の1ゆらぎの典型的なものが音楽だと言われています。
音楽は、ほとんどすべての振動数が、生体リズムのゆらぎと同じになるように作られています。
そのため、生体である家畜や植物も人間と同じようにF分の1ゆらぎを受け取り、心地よくなるのです。
音楽を聞いていると鶏がたくさん卵を産むとか、牛の乳の出が良くなる、野菜や果物が大きく育つなどの効果につながります。
そもそも音楽にはリラックスの効果がある
落ち込んでいる時、楽しいとき、悲しいとき、色々な人間の感情の場面に音楽を聞きたくなります。そうすることでリラックスしたり、落ち着くことができるのです。
音楽とリラックスの効果の関係は、自律神経のバランスが整うからです。
リラックスの効果がある音楽は、副交感神経を高める働きがあります。音楽を聞くことで、バランスを失いかけていた自律神経が正常に戻るため、落ち着いて心がリラックスできるのです。
リラックス効果の音楽を聞いている脳内は、多幸感を感じさせるエンドルフィンが増大します。ストレスを解消し、前向きな気持ちにさせるからです。
ですからリラックス効果の音楽は「自然の鎮痛剤」と呼ばれています。
特にクラシック音楽の効果が長い間指摘されてきました。
しかし、最近の研究ではあらゆるジャンルの音楽にF分の1ゆらぎがあることが指摘されています。
リラックスの効果がある音楽
- 自然の音
F分の1ゆらぎの効果が最も出るのは自然の音です。
川のせせらぎ、鳥のさえずり、波の音、木々のこすれる音風や雨の音などの自然をテーマにした音楽が最もリラックスの効果があると言われています。
音楽だけではなく自然の風景や植物、動物などを見るのもリラックスの効果があります。出かけなくてもポスターや絵を見るだけでも、リラックスの効果が出ると言われています。
- ヒーリング音楽の効果
ヒーリング用の音楽は、心理的に安心感を与えることを目的に作られています。
特にF分の1ゆらぎの理論を応用して作られたものはリラックスの効果が高いと音楽と言われています。
ヒーリング音楽を聞くときは、音量を40デシベル以下にすると良いと言われています。40デシベルは、静かな場所で音を出しても邪魔にならないくらいの音量です。
- モーツァルトの音楽
モーツアルトの曲は一定のフレーズが繰り返しが多く、それがF分の1ゆらぎ効果があるからだと言われています。
ゆらぎを聞くと脳内はα波状態になります。
α波は、ストレス解消や集中力の向上や、免疫力向上効果等もあります。
- 楽器
ピアノ、バイオリン、ギター、オルゴールなどがヒーリングに効果があります。
楽器の音を聞くのも効果がありますが、自分で楽器を弾くことでもリラックスできます。
楽器にさわることでリラックスできます。自信がないからという人もいるでしょうが、自己満足でもいいと割切って楽しんでみるのもいいと思います。
- 好みの曲
ヒーリング音楽はあまり・・・、クラッシックはどうも・・・と思う人もいるでしょう。F分の1ゆらぎは、心地の良さを感じることで、ストレスから開放されます。
ですから、苦手なものは聞かなくてもいいのです。
自分の好きな曲を聞いたり、大声で歌うことでF分の1ゆらぎの効果があるのです。
3 F分の1ゆらぎを職場に取り入れる効果
職場にF分の1ゆらぎが含まれるBGMを使うと
- リラックスする
- 静かすぎる環境に音を加えることで集中力アップする
といわれています。
電話のコールの音、話し声、静かな職場ではパソコンのキーボードを打つ音にさえ、気を使います。F分の1ゆらぎを含む音楽を流すことで、このような集中力をそぐ職場の環境音を意識せずにすみます。
静かすぎる職場は、自分のちょっとした物音に周りが反応するのではないか、と神経をとがらせます。それがストレスになっていきます。ある程度音楽が流れている環境はコミュニケーションもはかどり、社内連携もうまくいくと言われています。
13:00から15:00までは1日のなかでも最も集中力が低下する時間帯と言われています。この集中力の落ち込む時間帯に、F分の1ゆらぎが含まれた楽曲を流すと集中力のアップが見込め、効果があると思われます。
職場のやる気につながるよう、F分の1ゆらぎを含むBGMを使うのもお互いにストレスにならず、仕事もはかどると思います。
4.まとめ
F分の1ゆらぎの声の持ち主と言われているのが昭和の歌姫、美空ひばりの歌声なのだそうです。そういえば太い声、細い声、高い声、低い声が自在に出る人だったと記憶しています。
あのゆらぎの歌声に日本中が魅了されていたのです。
ちなみに世界一リラックスできる音楽、と言われているのが「マルコニ・ユニオン作曲の "Weightless"(無重力)」なのだそうです。イギリスの音楽療法学院が
実験した結果だそうです。
興味のある人は聞いてみてください。
スポンサーリンク