大きなイボが顔についていると気になります。メイクをしてもうまく隠せないほど、大きなイボは、おそらく鏡を見るたびに嫌になってしまうと思います。
イボを作る原因をよく知り、イボを作らないように気をつけ負ければなりません。イボを作らないための予防、またそのケアはイボの種類によって変わります。
目次
- 1 . 顔のイボが気になる、顔イボのケアはどうしたらよいのか?
- 2 . 首ぽつぽつ、首にイボが! 加齢が原因かも?
- 3. イボはみな安全なではない!気をつけるべきイボが!
- 4. 家庭でできる顔イボケア、首イボケア!
- 5. まとめ
1 . 顔のイボが気になる、顔イボのケアはどうしたらよいのか?
気になる顔イボは、自然に消える場合もあります。しかし、大きな物や自分で判断できない場合は、皮膚科で診断してもらうのが安全です。
たいていのイボは、薬で治療するそうです。軽いものであれば、市販の薬でも治るようです。しかし、あまりにも根が深くてなかなか薬だけでは治らない場合は、外科の手術をする事もあるようです。外科の手術は簡単な手術らしいのですが、できれば手術をしないで直したいです。
顔イボの原因は?
- ウイルス性のイボ
- 加齢によるもの
ウイルス性のイボは、ひっかき傷などにヒトパピローマウィルス(HPV)が入り込んで、細胞に感染する事が原因でイボができると考えられています。
ヒトパピローマウィルス(HPV)は、特別なウィルスではなく、どこにでもあるありふれたウイルスの事なのだそうです。日本語ではヒト乳頭腫ウィルスと言われています。感染すると乳頭のように盛り上がったイボを形成することから、この名前がつけられたようです。
しかしありふれているウィルスだといって、あながち油断ができません。HPVは約100種類もあり、中には悪性がん化するものもあるそうです。
若い女性に多いイボ
ウィルス性のイボの中でも顔にできやすいと言われているのが「扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)」と呼ばれているものです。
特に若い女性に多く見られますが、40代でもこのイボができる場合もあります。 平らな形でわずかに盛り上がり、肌色から薄い茶色をしていて、額や頬などによく見られます。表面はざらざらしていないのが特徴で、時には小さいシミに見えることもあります。
加齢でできるイボ
年齢とともに現れやすくなるイボは、脂漏性角化症と呼ばれています。加齢によってできる脂肪性角化症は、皮脂腺の多いところにできやすいです。
イボは平べったい盛り上がりで、濃い茶色や黒っぽい茶色をしています。60代では80%、80代ではなんと100%と高齢者のほとんどの人に見られます。そのため、「老人性イボ」とも言われています。
脂漏性角化症の原因の一つが紫外線です。特に顔は他の部位より紫外線を浴びやすいため、脂漏性角化症ができやすいと考えられています。
顔イボを作らせないためのケア
- ウイルス性の顔イボケア
ウィルスが侵入しないように、ひっかき傷やカミソリ負けなどを顔などに作らないことが大切です。また、顔が乾燥してしまうと、肌のバリア機能が低下して傷ができやすくなります。化粧水、美容液、乳液などの基礎化粧品を使って、しっかり保湿ケアをする事が大切です。
- 脂漏性角化症顔イボケア
脂漏性角化症は、紫外線から顔を守ることが重要です。日焼け止め、日傘、帽子、サングラスなどを使って紫外線が直接、顔にあたらないようにしましょう。
顔にイボができてしまったら、あとが残らないように治療することが大切です。 内服薬としてはイボに効果を発揮する生薬のヨクイニンなどが知られています。ヨクイニンは効き目が穏やかで、治療のあとが残りにくいと言われています。
2 . 首ぽつぽつ、首にイボが! 加齢が原因かも?
首やデコルテにできるイボはアクロコルドンや軟性性維腫です。肌と同じ色や茶色をしていてさわると柔らかいのが特徴です。ただアクロコルドンは直径数ミリなのですが、たくさんできてしまうことがあります。
表面にシワがあり、皮膚からとび出しているように見える場合もあります。
一方軟性性維腫は、直径1~2cm程度の大きさで、一つだけできることが多いです。首やテコルテに多く見られます。
テコルテは、首筋から肩周り、胸周り胸元までを言います。特に30代~40代の人以降の女性に増えやすい傾向があります。
首ぽつぽつの首イボの原因は老化?
首やデコルテは、春から秋にかけて露出しやすい場所です。そのため、紫外線が当たりやすく、紫外線によってダメージを受けやすい所です。
こうしたことから、首ぽつぽつのアクロコルドンや軟性線維腫は、主に皮膚の老化が原因だと考えられています。
また、、ハイネック、マフラー、ネックレスなどの摩擦による刺激も原因の一つだと考えられています。
首イボは治療が必要か?
アクロコルドンや軟性性維腫は、悪性ではなく良性なので特に気にならなければ、放って置いてもかまいません。感染性もなく特に痛みとかもありません。
見た目が気になったり、襟のある服を着たとき、引っかかるような感じがするかもしません。
医療機関に行くと物理的に除去することができるそうです。
主に以下の3つの方法が使われるようです。
- 液体窒素による凍結療法
- はさみによる切除
- 電気による焼灼法
簡単だと言われてもどれも大変そうに感じます。 ただどうしても気になるときは、自己判断せず、医療機関にいって相談しましょう。
首イボの予防は首周りを刺激しない
首イボを作らない、またはこれ以上増やさないためには、日頃から紫外線対策をしておく必要があります。首にやわらかいスカーフを巻いただけでもずいぶん違ってきます。
また首周りが露出した洋服を着るときには、日焼け止めクリームを塗るようにしましょう。首周りをできるだけ刺激しないようにネックレスなどは避けたほうがいいです。
3. イボはみな安全なではない!気をつけるべきイボが!
イボは良性の腫瘍で、感染はありません。皮膚の老化、体質によってできるものです。アクロコルドンは、早い人なら20歳ぐらいから発生します。ただ一般的には30代になってから発生し、加齢とともに増えていきます。
首イボも顔イボも、特に更年期を過ぎた女性や、肥満者の人に多く見られれる傾向があります。
加齢によるものですから、放って置いても心配はありません。ただ、洋服の繊維の刺激などでイボを刺激して、ドンドン大きくなるケースもあります。
安全ではない、気をつけるべきイボ
- 急に大きくなる
- 出血する
- 黒や茶色など、いろいろと色がつき始めた
- 直径7mm以上
イボがこのような状態の時はすぐに皮膚科を診断しましょう。特に直径7mm以上は悪性の可能性があるそうです。
4. 家庭でできる顔イボケア、首イボケア!
大きなイボでなければ市販の薬でも効くようなので、家庭でケアしてもいいと思います。ただし、不安がある時は必ず皮膚科に相談してください。
素人判断は危険ですので絶対に勝手に思い込まず、皮膚科で相談をしてから家庭でのケアをするようにしましょう。
5. まとめ
顔は、人と会っても隠しようがないので、顔や首にイボがあるのは女性としては、恥ずかしい思いをします。そのため、人と会うのが嫌になるなんてことがあると大変です。欠点があるとそれだけで自信を失うこともあります。しかし、たかがイボ・・・されどイボです。とれる物ならとりたいのが本音ですね。悩んだり気にしている場合はすぐに皮膚科に行ってみると案外簡単に解決できるかもしれません。