今週のお題「急に寒いやん」
急に寒いやん!とい言われたら、やっぱり思い出すのは温かい鍋!
もう、かなり前のこと。
私はある語学系の専門学校でTOEICの指導をしていました。
学校には会話を教えるアメリカ人、カナダ人、イギリス人、オーストラリア人の英語圏の教師が何人かいました。
日本のアパートは家賃が高いからと・・・2人とか、3人で、狭い部屋をシェアして暮らしていました。
クリスマスが近くなったある日、アメリカ人の一人にクリスマスパーティをするので遊びに来るようにと誘いを受けました。
パーティーに呼ばれると普通、お土産を持っていきます。
そこで何を持っていくといいのかと聞くと、ビールと酎ハイという返事が。
ワインかな?と思っていたのでちょっと意外な感じがしました。当日の食事は用意を
しておくと言われ、とても楽しみでした。
当日は、めちゃめちゃ寒い日。
手が冷たくなり、雪でも降るのかなと思うほど!
部屋に入ると大きな土鍋に野菜とキムチ鍋の素が。
今でこそ普通になったけれど、当時はキムチ鍋という言葉は聞いたことがある程度。
それほど日本で浸透していませんでした。
キムチの入った鍋! 正直、ちょっと抵抗がありました。
キムチは家でも少しは食べてはいたけれど、それほどおいしいとは思っていませんでした。
私は子ども時代をアメリカで過ごしました。
小学生になる前に通うプリスクールに通っていたときです。
ある時韓国人の女の子が転校してきました。
韓国人の女の子は毎日キムチを食べるらしく、私のいた教室でその臭いが問題になりました。特にランチタイムの時、その子のお弁当にほんの少し入っているキムチが、プリスクールの子どもたちに拒絶されてしまったのです。
そのため、その韓国人のお弁当を巡って、韓国人の親と学校の間で一騒動ありました。
そのことが頭からずっと離れなくて、「キムチ」と聞くと少し抵抗がありました。
しかしアメリカ人に誘われるまま、おそるおそる食べたキムチ鍋!
想像以上においしくて、驚いてしまいました。
寒くて手が冷たかったのに、暑くて汗をかく始末。
寒いときにはこれが一番というアメリカ人。
美容にも健康にもいいと言う講釈付きでチューハイ片手に上機嫌。
外は寒かったけれど、おなかの芯から暖かくなったキムチ鍋。
最後はうどんを入れてあったかキムチうどん!
あれから癖になったキムチ鍋は、我が家の寒い日の定番メニュー。
最近では残った汁にご飯を入れ卵でかき混ぜ、即席カルビクッパ!(娘が名付けました)
寒いときには「キムチ鍋が最高」と言っていたアメリカ人。彼女はいまも日本に住んでいて、キムチ鍋を食べています。
電話で「寒い」と話すと同時に「キムチ鍋」とハモってしまいます。
我が家は寒いと感じたら決まってキムチ鍋を食べます。
アメリカ人に教えてもらったキムチ鍋ですが、今では大好きです。
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