スキンケアは通常、洗顔、化粧品、保湿剤だけで十分とされています。しかし店には多くの美容液が並んでいます。
美容液は誰でも使った方が良いのでしょうか。
また、美容液は実際どんな物なのか、どんなときに使ったらいいのかよく分からないという人もいるでしょう。
美容液の効能や使い方について調べてみましたので紹介します。
目次
スキンケアは通常、洗顔、化粧品、保湿剤だけで十分とされています。しかし店には多くの美容液が並んでいます。
美容液は誰でも使った方が良いのでしょうか。
また、美容液は実際どんな物なのか、どんなときに使ったらいいのかよく分からないという人もいるでしょう。
美容液の効能や使い方について調べてみましたので紹介します。
1. 美容液とは? 美容液を使う意味と目的
美容液の大きなメリットは、肌の悩みに対してピンポイントで、的確にアプローチしてをくれるところです。
通常の基礎化粧品は顔全体の肌機能を高めてくれます。
しかし、美容液には、高濃度な有効成分が配合されていて、一定の目的のためにより効果的に肌に働きかけてくれます。
基礎化粧品では補いきれない効果を補強し、肌に必要な成分をプラスしてくれます。
基礎化粧品は肌に最も重要な潤いを与えて組ます。
しかし、皮膚の状態は人によっても様々です。日によって、季節によってなど様々な状況で肌の状態が違っています。
同じ肌でも日焼けをしていたり、寒い時期外で肌が乾燥したという事もあるでしょう。
そのようなときに化粧水や乳液だけではケアは十分とは言えません。
基礎化粧品とは違い、自分にあった美容成分をその日の肌のコンディションに合わせてケアするのに使うのが美容液です。
美容液の成分や効能は、その商品によって違いが出てきます。
しかし、どの美容液も肌には作用しやすく研究されて作られています。
主成分は化粧水や乳液に似ていますが、少量で肌がカバーできるように、伸びの良さや肌への浸透の高いものが多いです。
2. 美容液の4つのタイプ、それぞれの主な成分と効果
美容液は肌の状況にピンポイントで働きかけます。
ではどんな肌に働きかけるのが、説明しますね。
■美容液のタイプ4つとその効果
- エイジングケア
- 保湿
- 美白
- 薬用
1 エイジングケア
エイジングケア用の美容液にはビタミン類やペプチドなどの成分が配合されています。角質層まで美容液が浸透し肌に張りを与え、小じわを目立たなくします。
ハリがなくなってきた、小ジワが気になり始めたらエイジングケアが必要です。美容液は肌の張りを取り戻し、小じわが広がる前に肌をふっくらとさせてくれます。
2 保湿
乾燥肌用の保湿に特化した美容液の場合、セラミド・ヒアルリン酸・コラーゲンなど肌に潤いを与える成分を含んでいます。これらは、水分を長くキープしてくれるので保湿効果が高まります。
乾燥肌は肌のバリア効果を高める成分が配合された美容液が有効です。特に脂性肌の人は油分が少なくビタミンBがしっかり補給できる美容液を使うようにしましょう。
3 美白
美白用の美容液にはビタミンC誘導体やセラミドなどが多く含まれています。メラニンの生成を防いだり、肌の新陳代謝を助けます。
正常なターンオーバーにより細胞が若々しくなり、古い角質が落ちて美しい肌を保つことができるからです。
4 薬用
ニキビやニキビ跡、肌荒れを解消しその予防もしてくれます。薬用美容液には殺菌成分や抗炎症成分のほか、ニキビの炎症を抑え、肌をなめらかにしてくれるイオウやグリチルリチン酸ジカリウムなどが配合されています。
グリチルリチン酸ジカリウムは、甘草(かんぞう)という生薬に含まれる成分のカリウム塩で、消炎作用があります。
美容成分が豊富に含まれている美容液は、加齢とともに衰えてくる肌の機能を補うのに最適のアイテムです。
化粧水や乳液が良好な肌を保つ機能に対して、美容液は必要だと思われる肌の状態をピンポイントで集中してくれる働きをします。
肌にトラブル!?と悩んだらその状態に合わせて美容液を取り入れて見ると効果を発揮してくれます。
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3. 美容液の使い方と注意するポイント
美容液は基本的に朝晩2回使います。
朝は、洗顔後に失われた水分と栄養を与えるために必要です。
皮膚は眠っている間に再生されます。
夜、美容液をつけるのは皮膚が再生される前に、美容液で栄養を肌に送り込んでおくとターンオーバーがスムーズにいくからです。
美容液は化粧水の後に使うのが普通です。
美容液の前に化粧水で潤いを与えることで、美容液が肌により浸透していきます。
美容液を塗るときは、潤いたっぷりの肌になじむように、手のひらを優しく押し当てるようにして美容液を塗ります。
美容液の後は有効成分が外に蒸発してしまわないように、乳液やクリームを塗ることが大切です。
美容液はいつ頃から使えばいいのかと思っている人もいるでしょう。
若い10代の後半では不要です。
一般にはお肌の曲がり角といわれる25歳頃から、美容液を使い始める人が多いようです。
ただし、美容液を使うのに特に年齢制限もありません。
自分の肌に悩みが発生し、美容液が必要だと感じたときから使い始めても大丈夫です。
特に肌の悩みは永続的ではなく、また年代ごとに悩みも変わっていきます。
たとえば20代の悩みは「ニキビ」や「ニキビ跡」、「毛穴の開き」「毛穴のつまり」が多いです。
30代になると「シミ」「たるみ」などを気にするようになります。40代からは「シワ」の悩みが多くなります。50代では「肌の衰え」が肌悩みの問題になってきます。
美容液は「アンチエイジング」「保湿」「美白」「薬用」など、目的ごとに異なる成分が配合されています。それぞれの年代で抱える肌トラブルに対処するように、肌に合った美容液を選択すると良いのです。
美容液は年代を越え、使うと使用感を実感することができます。
■美容液を使うときの注意
- 使うのは1種類の方が良い
- 混ぜて使うのはダメ
- 基礎化粧品はきちんと使う
- 1本きちんと使い切る
1 使う美容液は1種類の方が良い
目的に合った美容液を何種類も使いたくなりますが、できれば、今これに集中したいという美容液を1種類だけ使った方が良いです。
ただし、どうしても2種類使いたいという場合は、さらりとしたテクチャーの美容液と少し重たいテクチャーの美容液を使うと良いでしょう。
使い方は軽い方から重いものを使うのが基本です。
その場合は先に軽いテクチャーの物をつけ、後から少し重い美容液をつけるなどの工夫をすると2種類はなんとか使えます。
2 混ぜて使うのはダメ
時短だといって化粧水と美容液、美容液と乳液というように組み合わせて使うのはダメです。
一つ一つ効果や効能が違いますので、順序を守ってつけることが肝心です。化粧水には化粧水の役割があり、乳液には乳液の役割があります。
順番を守るからこそ効果が出るのです。美容液を使うことで使用する基礎化粧品が多くなるといって手を抜くのはダメです。
3 基礎化粧品はきちんと使う
美容液を使っている人に乳液やクリームを飛ばす人がいます。乳液とクリームは基本的に同じような効果なので、こちらは両方使わなくてもかまいません。
しかし、、化粧水や美容液は水分が多いので乳液やクリームをつけなければ蒸発してしまいます。せっかくの美容成分が跳んでしまっては何もなりません。
美容液の後の乳液、クリームは必ずどちらかはつけましょう。
4 1本きちんと使い切る
美容液を使い始め、効果がなく面倒だとあきらめてしまう人がいます。
しかし、肌のターンオーバーは、若い人でも1ヶ月近くかかり、40代以上では40日もかかってしまいます。
ちょうど1本をきちんと使いターンオーバーが正常に働くことで美容液の効果が分かり始めます。今日使ったから、明日効果が出るものでもありません。
肌のメカニズムが1ヶ月近くかかって、新陳代謝を行うのですからそのことを踏まえ、きっちり使い続けることが大切です。
まとめ
美容液は一般に値が張る物が多いです。目的に合わせて多くの美容効果成分が配合されているからです。ピンポイントに使われる美容液は、肌の悩みを解決してくれる美容のための必須アイテムです。自分の肌のトラブルが何であるかを見極め、自分にあった美容液を探してみてくださいね。