目次
- 1. 界面活性剤入りのシャンプーとリンスとは?
- 2. シャンプーとリンス、使い続けるとどうなる
- 3 シャンプーを買うとき注意すべきポイント
- 4. ケアする時の注意と自宅でするヘアケアのしかた
- 5. まとめ
1. 界面活性剤入りのシャンプーとリンスとは?
最近我が家では夫の白髪が増え、それがまたよく抜けるのです。
犬や猫に換毛期がありますが、換毛期のようにごっそりと髪が抜けるため、掃除機で追いかけなければなりません。
しかし、人のことを言える立場でもありません。
洗面所で髪をとかした後、はらはら落ちてくる髪の毛。
最近ポヤポヤの髪の毛がフワフワ舞うのが分かるのです。
年なのかな?と思いながら・・・去って行った我が髪の毛を眺めていると、なんだか無性に心配になります。
先日知り合いの美容院に行ってその話をすると「シャンプーが原因だと言うこともあるよ。」といわれました。
シャンプーに原因がある・・・考えてもみなかった事です!
もし気になるのなら、「少し薄めて使い、二度洗いは避けて見たら」とアドバイスを受けました。今使っているシャンプーはダメなのか?と思うと気になりだし、シャンプーの何がダメなのかを調べて見ました。
海面性シャンプーとリンス
市販されているシャンプーは合成シャンプーで、その成分の中に海面性活性剤が使用されているらしいのです。
海面性活性剤とは、本来油と水は混ざらないのをうまく混ぜて、水だけでは落ち無い油汚れ落としてしまう役割をします。頭皮の汚れは油なので、その汚れを落とすためにも界面活性剤は必要になります。
ところがこの界面活性剤には「天然界面活性剤」と「合成界面活性剤」があります。
この合成界面活性剤が、石油を原料としているのいです。
合成界面活性剤を使用した合成シャンプーと合成リンスには、発がん性物質、環境ホルモなどの有害物質が沢山含まれています。
シャンプーとリンス、安易に使っていましたが、ちょっと怖くなってきますね。
2. シャンプーとリンス、使い続けるとどうなる
合成界面活性剤は、石油系のものでその成分に「ラウリル硫酸」「ラウレス硫酸」などと書かれています。これが人体に悪影響を与えるのです。
物質名にあるように硫酸を含む化学物質です。洗浄力は強いのですが、頭皮や毛髪の脂分を落としすぎ、過乾燥を引き起こします。
特に敏感肌の人は、気をつけなければなりません。合成シャンプーは、台所用洗剤などよりも多く添加物が含まれています。
そのため皮膚障害がひどくなります。実験でネズミの背中にシャンプーの原液を塗ると、皮膚はただれ、出血し、脱毛します。最終的には皮膚がはがれ落ちます。
シリコンとノンシリコン
合成シャンプーで頭皮や毛髪の脂がはがれ落ちた所に「コーティング剤」により、髪の表面をコーティングすると、髪はしっとりサラサラします。このサラサラさせるコーティング剤がシリコンです。
しかしコーティング剤は、髪だけではなく頭皮にも油膜を張り、毛穴をふさいでしまいます。そのため、髪も頭皮も呼吸ができなくなります。
呼吸ができなくなった髪は、やがてやせ細り、抜けていきます。しっとり、サラサラになるコーティング剤による一時的なものなのです。
やがてコーティング剤がはがれ髪がバサバサすると、またコーティング剤をつける、と・・・髪と頭皮の悪循環が繰りかえされます。
1回使用して櫛の通りが良くなるシャンプー・リンスは、シリコン剤が含まれています。
近頃、ノンシリコンシャンプーというのをよく耳にします。ノンシリコンはコーティング剤が入っていないシャンプー・リンスということです。
しかし、いくらノンシリコンでも合成シャンプーでは、害があるのです。
「ラウリル硫酸」は、タンパク質変性作用といって微量ですが、皮膚の表面を焼いてしまいます。これが頭のかゆみの主な原因になっています。
合成界面活性剤の浸透力は大変強いです。しかも本来なら皮膚から入らない物質でも、入り込んでしまうといわれています。
そしてさらに皮膚を通して内臓にまで障害を起す事例がでています。
頭のかゆみ、フケ、抜け毛はストレスが原因だと思っている人が多いのですが、実は合成シャンプーによるものが多いのです。
シャンプーとリンスは、原液で利用しますが、それだけ合成界面活性剤の影響を強く受けることになります。
また、香りを残すため、すすぎを十分しない人もいます。
それは有害な合成界面活性剤を、髪や頭皮に残すことになります。
3 シャンプーを買うとき注意すべきポイント
本来シャンプーの役割と言えば、髪について汚れを落とし、頭皮を清潔にすることです。またシャンプーをしながら、頭皮に刺激を与えていることで、自然にマッサージをしている効果があります。
シャンプーを選ぶポイントは、自分の髪や頭皮の状態にあったものを使うということです。
たとえば・・・
- 髪がくせ毛でまとまりにくい
- 猫毛なのでボリュームがない
- パーマで髪が傷んでいる
- 頭皮が乾燥してフケやかゆみがでる
- 頭皮が脂っぽい
- 頭皮が敏感肌
こんな悩みがあれば、それに合ったシャンプーとリンスを選ぶことが大切です。
弱アルカリ性シャンプー
一般的な弱アルカリ性のシャンプーは、お値段も安いものから高いものまでまちまちです。少し高くなりますが、やはり界面活性剤以外の天然成分のものが、体には良いでしょう。
必ずしもシリコン入りがダメということではありません。むしろシリコン、ノンシリコンにこだわるよりは、合成乾麺活性剤が使われているかどうか、を気にした方がいいです。
洗浄効果が高いシャンプーにあえてキシミを抑えるため、シリコンを入れているメーカーもあります。
シリコンの成分表示は「ジメチコン」「シクロメチコン」「シロキ」「ジメチコノール」「シリカ」「メチコン」などと表示されています。
弱アルカリ性石けんシャンプー
弱アルカリ系でも石けんシャンプーというのがあります。
石けん素地や脂肪酸カリウムなどが主成分です。よく落ちる洗浄効果があります。天然成分の石けんは肌に優しいのが特徴です。
石けんシャンプーは、カスが残りやすいので、しっかり落とさないとフケなどの原因になります。
また石けん性シャンプーはアルカリ性のため、地肌と毛髪を弱酸性に戻す必要があります。同じシリーズのリンスを使うか、お酢やクエン酸の含まれているリンスで仕上げます。
弱酸性アミノ酸系シャンプー
弱酸性アミノ酸系シャンプーは、洗浄成分にアミノ酸系の成分を使用しています。
アミノ酸系シャンプーの使い始めは、石油系シャンプーを使っていたころのシリコンがはがれるため、少し違和感があるかもしれません。
しかし、使っていくうちに自分でいたんだ髪を健康な髪に修復していきます。外からコーディングしなくても内側を強くするシャンプーです。
アミノ酸系シャンプーは、リンスは不要です。本来リンスは、アルカリに傾いた毛髪を酸性に戻すために使うものです。アミノ酸系シャンプーは、弱酸性ですから必要ないのです。
アミノ酸系シャンプーは洗浄力が弱いので、丁寧にじっくり洗います。
4. ケアする時の注意と自宅でするヘアケアのしかた
「朝シャン」という言葉がはやったことがありました。
朝起きてからシャンプーをする、朝寝坊の私にはとても無理でした。
しかし、朝必ずシャンプーをしてくる友だちがいました。ただ、シャンプーは朝よりは夜のほうが向いているようです。
寝ているときに細胞は活性化します。毛母細胞をきれいにしておくと、発毛の活性化につながります。ですからシャンプーは朝より夜にする方がいいようです。
髪を洗う手順
手順①
髪を洗う前には必ずブラッシングをしっかりすることが大切です。ブラッシングで余計な汚れやほこりが落ちます。
手順②
髪を洗うときもいきなりシャンプーをつけるのではなく、髪をしっかりシャワーで濡らします。 このシャワーで、髪を濡らしたときの相当のほこりや汚れが落ちるようなのです。
手順③
シ ャンプーは手のひらにのせよく泡立ててから髪にのせます。シャンプーをじかに髪につけたり、髪を濡らすのをとばすと、泡立ちも悪く泡が髪全体に行き渡らないこともあります。
髪で泡を立たせようとする人がいますが、髪を傷めます。頭髪の汚れは頭皮を洗っているとき落ちますので、洗うときは 頭皮を意識して洗います。
頭皮を傷つけないように指の腹で洗い、決して爪を 立てないように しましょう。マッサージをするように洗うと良いでしょう。
手順④
しっかり洗い流し、リンスやトリートメントをつけます。
手順⑤
最後に髪をしっかり乾かします。放置しているとカビが生えます。フケの原因もカビの繁殖が原因といわれています。
タオルを使うときは、ゴシゴシしないで軽くたたきながら水分をとっていきます。
手順⑥
その後素早くドライヤーで乾かします。
5. まとめ
日常何気なく使っていたシャンプーですが、気をつけなければならないことが沢山あり驚いています。美容師さんの「シャンプーが原因では」の指摘は、適切だったと思います。これからはシャンプーを買うときは、気をつけて表示を見てから買いたいと思います。