朝起きて鏡を見て、「えっ!むくんでいる」と叫んだことはないでしょうか。前の日はきちんとメイクを落として寝たはずなのに何が原因で、こんなにパンパンになってしまったのだろうと思うほどむくんだ鏡の中の顔。
今回はこの顔がむくむのはどうしてなのか、またむくみ対策や予防について紹介していきたいと思います。
目次
朝起きて鏡を見て、「えっ!むくんでいる」と叫んだことはないでしょうか。
前の日はきちんとメイクを落として寝たはずなのに何が原因で、こんなにパンパンになってしまったのだろうと思うほどむくんだ鏡の中の顔。
今回はこの顔がむくむのはどうしてなのか、またむくみ対策や予防について紹介していきたいと思います。
1.むくみの原因は、水分不足と塩分が関係
むくみの原因は、水分不足と塩分が大きく関係しています。
むくみは、加齢や病気でもおこりますが、健康な人が突然朝起きてむくんでいる場合は、前の日の食事やアルコールが関係しています。
水分不足
たとえば飲み会でアルコールを飲むと脱水状態をおこします。その段階で水分不足なのです。またおつまみなどで塩分や糖質を多く取り過ぎると身体から水分が奪われてしまいます。この段階でも水分不足になっています。
そうするとリンパの流れが悪くなります。そのため、身体は、次にいつ水が入ってくるのか分からないので、水を体内にため込もうとします。
水分が十分にはいってくるとむくみは回避できます。水をのむと返ってむくむと思って、水分をとらない人がいますが、まったく逆効果です。
水分不足のためにアルコールを飲んだ次の日は、身体が水をため込んだままなので、顔がむくんでしまいます。
アルコールを飲んだあとは、カリウムの多く含まれた食品をたべ、水分補給を十分にするとむくまずにすみます。
塩分の取り過ぎ
前の日の食事に塩分や糖分をたくさんとっている場合、または飲み会のおつまみなどで塩分や糖分を取り過ぎると次の日顔がむくんでしまいます。
塩分を取り過ぎると塩分濃度のバランスが崩れます。血管内に入った塩分は、ナトリウムの量が増え、水分がバランスを崩して寄ってしまいます。
細胞のまわりの間質液が増えるため、細胞がダメージを受けやすくなります。それを補おうと身体は水をため込もうとするのです。身体に水分がため込まれているため、むくみが起こります。ちなみに成人の塩分摂取量は、1日6~8gです。
そのほか女性のむくみは貧血や月経前の症候群で、むくむ場合があります。女性の貧血は血液内のヘモグロビンの数値が12~10を切ると、十分な酸素が血中で運搬できなくなります。そのため細胞環境が悪化してむくみをおこします。
また、月経前症候群(PMS)として、むくみやすくなります。月経近くになると黄体ホルモンが分泌されます。この黄体ホルモンは「水をため込む作用」があります。 また、黄体ホルモンが分泌している期間は、「しょっぱいもの」が食べたくなります。
水をため込み、塩分を好む黄体ホルモンの分泌される期間は、むくみやすくなってしまいます。
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2.むくみの可能性がある時はむくみチェック
自分では自覚症状がなくても、会社に行ったときや、人に会ったとき、「顔むくんでいるね、どうしたの?」などと声をかけられると恥ずかしくなります。
前の日、食事が遅かった、ちょっと食べ過ぎ、アルコールを飲んだと思ったときは、朝にむくみがないかどうかむくみチェックをしてみるといいです。 むくみの可能性があると思ったら、次の5つを試してください。
むくみチェック5つの方法
- 舌に歯のあとがついている(むくみ体質の可能性がある)
- 親指を曲げ第一関節を額に10秒間押し当て、2~3分後あとが消えない。
- 鎖骨のリンパ節をさわってみる。 リンパは体中を回って老廃物を運んでくれる鎖骨はその出口なのでくぼみが浅いとむくんでいるかも。
- すねを指で押して戻りが悪い
- 足首が腫れている。(ソックスのあとがのこる)
このいずれかが当てはまるとむくんでいる可能性があります。思い当たるときは、むくみチェックをしてみるといいと思います。
3.リンパの流れを良するむくみ対策と予防
むくみのひどい朝は、まず身体のリンパの流れをスムーズにしなければなりません。 起きたらからを軽く動かしリンパの流れを良くする簡単なストレッチをしましょう。
リンパの流れを良くするストレッチ
- 椅子に腰かけ、両ひじを身体の後ろでつかみます。
- 息を吐きながら10秒間、首を左右に倒します。
1と2を3~6セットします。これで鎖骨のまわりのリンパの流れが良くなります。
次に簡単なフェイスマッサージをします 。マッサージをする時は、中指と薬指を使います 。
目のまわりのマッサージ
- まゆがしらの下のくぼんだ部分に 中指の腹を当てゆっくり押します。
- 指を滑らせるように 眼球と眉骨の間の下を通ってマッサージします 。
- ちょうど眉がしらから眼球を通って下の目頭まで1周します。これを3回繰り返す 最後に こめかみを押します 。
クマがあるときは 目頭から目尻に向かって目の下を 静かにマッサージします。ちょうど頬骨に沿う感じで優しくマッサージをします。
次に口と口のまわりのマッサージです
下唇とあごの間に中指と薬指で唇を持ち上げるように口角の方向へ3回マッサージします。次に手のひらをフェースラインに合わせ、 頬を持ち上げます 。 これで、リンパの流れが良くなるので、むくみ顔は自然と元に戻ります。それほど時間のかかるマッサージやストレッチではありません。
では、むくみの予防になる果物の紹介をします。
1 アボガド
アボカドには カリュウム、 ビタミンEが含まれています。カリウムは 塩分バランスを整え 不要な塩分を体外に排出してくれます。ビタミンは 血流を良くすることで むくみの予防になります。
2 バナナ
バナナにはカリュウムが多く、むくみ対策には有効な果物です。さらに食物繊維も多く含まれています。身体の老廃物を排出してくれ便秘予防や対策にもなります。
3 柑橘類
肝臓の働きを高めて 老廃物の排出を サポートしてくれます。特に レモン、グレープフルーツは有効です。アルコールを飲んでむくみがある時には、肝臓にも働きかけるので、むくみだけでなく、疲れた肝臓も 元気にしてくれます。
むくみの予防入浴の勧め
シャワーだけ浴びている人は、むくみやすいといわれています。シャワーだけでは 冷えた体を 充分に 温めることができないからです。入浴すると 体を温め 血行がよくなり 冷えが改善され、同時にむくみの予防になります
また 血行不良の肩こりなども むくみの原因になりますが、入浴することで血行不良が解消されます。睡眠不足も水分代謝を低下させるので質の良い睡眠を心がけると むくみ予防になります。
4. まとめ
水分を多く取り過ぎるためにむくむと思っていた人も多いのではないでしょうか。私もはじめは、そう思っていました。しかし水分不足や塩分の取り過ぎでむくみは起こるのです。
寝る前にコップ1杯の水を飲むとか、夜遅い食事を控えるなど、生活習慣を見直すとずいぶん改善されると思います。